資産運用を始める際に「どこに相談すべきか?」や「何から始めるべきか?」などの疑問を感じる人も多いでしょう。
どのように資産運用を始めるべきか、よくわからずに思考がストップしてしまっている方もいるかもしれません。
そこで、今回は資産運用を始める際に確認すべき3つのポイントを解説します。
資産運用を始めようと思いながら、なかなか始められない方は参考にしてください。
金融機関の窓口に行かない|自分の頭で考える
投資を始めるのであれば、近所の銀行の窓口や大手の証券会社で相談しようと考える方も少なくないでしょう。
銀行に行くと「資産運用についてもご相談ください」というようなポスターを目にします。
しかし、資産運用について金融機関の窓口で相談することはおすすめできません。
理由は、金融機関の儲かる手数料が高い投資商品をすすめられる可能性があるから。
金融機関の窓口で手数料が高い商品をすすめられる理由は冷静に考えれば当たり前の話。
好立地に店舗があり高収入な従業員を抱えているわけですから、それをペイするための売上が必要です。
大手の銀行や証券会社は手数料ハンターなどと呼ばれていますが、そうならざるを得ない事は明らか。
更に手数料が高い投資商品がリターンの高い商品とは限らない点も大きな問題。
高い手数料を取られたうえに損失まで被ったということでは、目も当てられません。
金融リテラシーを向上させることの重要性
金融リテラシーを向上させる意味でも自分の頭で考えて投資することが重要。
お金を稼ぐには下記の2つの方法があります。
1つは人的資本を労働市場に投資すること。つまり、働いてお金を稼ぐことです。
もう1つは、金融資本を金融市場に投資すること。すなわち資産運用。
現役を引退すると人的資本はゼロとなり、お金を稼ぐ方法が金融資本のみになることを考えると、若い時から金融リテラシーを上げる訓練をしておいた方がいいことは間違いありません。
誰かに頼るのではなく自分の頭で考えて運用を始める事が、金融リテラシー向上につながります。
今はいくらでも無料で優良な情報にアクセスすることができるいい時代。
資産運用について学びたいという気持ちがあれば、金融機関の窓口に行かなくても無料でいくらでも学ぶことができます。
小額で運用をスタートする
資産運用について色々と学んだからといって、大きな額で投資を始めるのは危険。
まずは少額から運用を始めて自分のリスク許容度を理解する事が重要。
リスク許容度とは「どれくらいまでなら投資での損失を受け入れられるか」のこと。
いくら投資の理論を学んでも自分の資産が実際に減るのを見ると冷静でいられない可能性があります。
特に、一括投資したすぐ後に暴落が起これば、大きく資産を減らしてしまうことに。
運用経験が浅いうちに一括投資をしてしまうと大きな損失を被る可能性があります。
現在は、投資信託を100円から購入することができます。
いろいろな投資法があるので、少額で色々な運用を試しながら自分の投資スタイルを見つけることが重要。
私自身も個別株投資、高配当株投資、FXなどをやってきて現在たどり着いたのが「世界中に分散したインデックスファンドを積み立て投資して長期保有する」インデックス投資。
今後もより良い投資法がないかを探し続ける予定です。
いつから資産運用を始めるべきか?すぐに始める!
私が投資初心者にオススメするのは「世界中に分散したインデックスファンドを積み立て投資して長期保有する」インデックス投資。
インデックス投資は運用成果を実感するまでにかなりの時間がかかります。つまり、複利の効果を感じるには時間が必要です。
また、自分のしっくりくる投資スタイルにたどり着くのに時間がかかる可能性もあります。
よって、運用を始めたいと思っているのであれば1日でも早く始めた方が良い。
なるべく早く、少額から資産運用を始めるのがベターな選択といえるでしょう。
まとめ
資産運用を始める際の3つのポイントは下記の通り。
- 金融機関の窓口に行かず、自分の頭で考える
- 小額で運用をスタートする
- 少しでも早く始める
今後は、公的年金制度に大きな期待ができないことを考慮すると、金融リテラシーの向上が必須。
金融リテラシーを上げる意味でも、自分の頭で考え、少額で少しでも早く資産運用を始めることをおすすめします。