将来に備えてお金を貯めようと考えながら、思い通りに貯まらないと悩んでいる方も多いでしょう。
でも、難しいことはしたくない。簡単に貯められる方法があったら知りたい。
そのような方におすすめの動画を紹介します。約7分の短い動画を見るだけでお金を貯めるためのポイントを5つも知ることができます。
簡単な方法で、お金に対する不安を解消したい方は参考にして下さい。
お金を増やす簡単な方法とは?
アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンに勤務していた元金融のプロである勝間さんが以下の動画で簡単なお金を貯める方法について解説してくれています。
動画で解説されているお金を増やすためのポイントは下記の通り。
- 先取り貯蓄(投資)
- インデックスファンドを買って世界のイノベーションの恩恵にあずかる
- ドルコスト平均法で積立投資
- 入金力を上げる
- 少額から始める
次項以降で、それぞれ解説したいと思います。
先取り貯金(投資)
人間の意志は非常に弱いもの、と考えた方が無難。
よって、毎月の収入から必要な出費を差し引き、残った額を貯金しようとしても上手くいきません。
まず、収入から貯蓄する額を決めて天引きし、その額は初めからなかったものとして残りの金額で生活する。
お金を貯める最も簡単な方法が上記の先取り貯金。
100年語り継がれている名著である『バビロン大富豪の教え』の「黄金に愛される7つ道具」にも「収入の10分の1を貯金せよ」というものがあります。
勝間さんは収入の2割を天引きし、投資に回せとしています。つまり、先取り投資。
超低金利の時代なので、定期預金などにお金を預けても全く殖えません。
よって天引きしたものを投資に回せという考え方です。
インデックスファンドを買って世界のイノベーションの恩恵にあずかる
自ら世の中にイノベーションを起こすことは難しい。
しかし、世界のどこかでは、必ずGAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)のような企業が現れてイノベーションを起こす。
イノベーションを起こした企業の利益の一部を配当や値上益という形で享受するために投資をする。
しかし、イノベーションを起こしそうな会社を探して個別株投資をすると外れる可能性もあり、賭けになってしまいます。
よって、投資信託で広く分散投資することにより、イノベーションを起こす企業の株を買いそびれないようにする。
そもそも、個別株投資の銘柄選定には労力がかかりますし、銘柄選定の知識の習得にも時間が必要。
しかし、労力に見合った成果、つまり収益が保証されているわけではありません。
であれば、個別株投資のように爆発的な利益を得ることはできませんが、全世界株式のインデックスファンド(投資信託)を買え、というのが勝間さんの考え方です。
ドルコスト平均法で積立投資
資本主義社会が継続する限り、世界経済は成長し続けて世界の株式も上昇を続けるでしょう。
右肩上がりの相場に資金を投入する場合に最も儲かる投資法は一括投資。
しかし、一括投資用の資金がない方もいるでしょうし、買いのタイミングを図るのは非常に難しい。
また、株式市場には上下動があるので、一定期間ごとに定額を購入するドルコスト平均法を活用した積立投資が最も現実的な投資法となります。
ドルコスト平均法を活用する事で、高い時には少なく、安い時には多く買うことになり、買い単価が平準化されて最終的なパフォーマンスが良くなる可能性があります。
ナンピン買い(保有している銘柄の株価が下がったときに、さらに買い増しをして平均購入単価を下げること)は個別株投資ではどちらかというと禁じ手。
しかし、右肩上がりの市場で積立投資するのであれば、ナンピン買いはむしろ買い単価を下げる絶好のチャンス。
具体的には、ネット証券(おすすめはSBI証券や楽天証券)で口座を開設し、自動で投資信託を積み立てる設定をする。
金融機関の窓口で相談する事はおすすめできません。手数料がバカ高い投資信託を買わされる可能性大です。
入金力を上げてお金を増やす
勝間さんが動画ですすめている投資法は正にインデックス投資。
インデックス投資は始めるのが簡単で手間がかからない反面、資産が短期間で増えるような爆発力に欠ける点がデメリット。
インデックス投資で資産を増やすには入金力を上げる必要があります。
以前の記事で、下記の「お金持ちの方程式」を紹介しました。
資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
上記の数式から導き出される「お金持ちになる方法」はたった3つしかありません。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 運用利回りを上げる
上記の中で最も簡単な方法が支出を減らすこと。
固定費を削減することにより生活の質を下げずに支出を減らし、運用に回す額を増やす。
また、インデックス投資は、ほぼほったらかしが可能な投資法なので、稼ぐ力を上げて収入を上げる事に注力することも可能です。
少額から始める
勝間さんはポイント投資から始めて投資に慣れる事を提案しています。
ポイント投資から始めるのも一案ですが、私は少額でもいいから身銭を切ることをおすすめします。
今は投資信託を100円から購入できる時代。
ポイント投資よりも身銭を切った方が真剣に投資に取り組むことになり、経験値の上がり方が高いのは間違いありません。
実は、私もポイント運用をしていますが、長らく状況を確認していません。
この記事を書いていてポイント運用をしていた事を思い出しました。
自分のお金でなければその程度。ポイントを使った投資では身銭を切った投資に比べて経験値が上がりません。
まとめ
インデックス投資を10年くらいやっていると、お金に対する不安がなくなっていくと勝間さんは解説しています。
私がインデックス投資を始めたのは約6年前。
勝間さんほどではありませんが、確かにお金に対する不安は小さくなっています。
インデックス投資を始める前は日本の高配当株投資をメインでやっていたので、銘柄選定や管理に苦労していました。
今はインデックスファンドを購入して放置するだけなので、気分的にも非常に楽になりました。
仕事がら色々な投資方法を研究していますが、FPの仕事をしていなければインデックス投資だけで十分だと考えていたでしょう。
インデックス投資は個別株投資のように短期間で爆発的に資産を増やす事はできませんし、退屈な投資法ではありますが、再現性が高く万人におすすめできる投資法です。