現役投資家FPが語る

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【経験者談】インデックス投資のおすすめポイント3選


資産運用について相談された際には、まずはインデックス投資から始めることをおすすめしています。

 

その理由は、私自身がインデックス投資で結果を出しているから

 

しかも今まで感じていたストレスから解放されています。

 

今回は、私の経験をもとにインデックス投資のおすすめポイント3選を解説します。

 

どんな投資をすべきか悩んでいるという方は参考にしてください。

 

 

インデックス投資とは?

まず、簡単にインデックス投資について解説したいと思います。

 

インデックス投資には明確な定義はありませんが、私は「国際分散投資したインデックスファンド(投資信託)の積み立て投資」と定義しています。

 

つまり、インデックス投資は長期分散積立という投資の基本を押さえた手法。 

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インデックスファンドとは?

インデックスファンドとは、日経平均株価のような株価指数などのインデックス(指標)と同じ値動きをするような運用を目指す投資信託のことをいいます。

 

インデックス(指数)には、日経平均以外にもS&P500やオールカントリー(全世界指数)などがあり、インデックスファンドは指数全体に分散投資しているイメージ。

 

なお、インデックスファンドは目標とする指数に連動するように機械的に銘柄を組み入れるので、ファンドマネージャーが銘柄を選択するアクティブファンドに比べて各種の手数料が安くなるというメリットがあります。

 

インデックス投資のメリット

インデックス投資の最大のメリットは、圧倒的に手間がかからないこと。

 

インデックス投資の基本はファンド(投資信託)を選んで、そのファンドを定期的に一定額購入して長期保有するだけ。

 

個別の銘柄選択は不要、売買のタイミングを図る必要もないという手法です。

 

正に「投資が仕事や趣味でもない一般人が、金融のプロに騙されることなく簡単に資産が作れる投資法」といえるでしょう。

 

インデックス投資のデメリット

インデックス投資のデメリットは退屈で、資産形成に時間がかかる点です。

 

インデックス投資による資産形成には、20年や30年といった期間が必要

 

積立でコツコツ買って行くので、個別株投資の様に短期間で資産が何倍にもなるということは起こりません。

 

 

おすすめポイント①ストレスから解放される

私は約20年の投資経験がありますが、5年前までは個別株投資を中心に行ってきました。

 

その時に感じていたのが、下記のようなストレス。

  • 値動きに一喜一憂してしまうストレス
  • 銘柄選定の面倒さに対するストレス
  • 売買タイミングを考えるストレス

 

仕事中に株価が気になったり、思い通りの運用成果が出せないことにイライラしていました。

 

一方、インデックス投資は初めに積み立てるファンド(投資信託)を選んだら、あとは淡々と積み立てるだけ

 

20年程度の長期で運用成果を上げる事が目的なので、短期の値動きに一喜一憂する必要がない

 

また、一定期間ごとに一定額を購入する積立投資なので売買のタイミングを図る必要もなし

 

個別株投資の時に感じていたストレスからは完全に解放されました。

 

おすすめポイント②時間の節約が可能

個別株投資は銘柄選定が非常に重要。

 

分散投資の観点から複数銘柄に投資するので、銘柄選定には相当な時間がかかります。

 

四季報などで各種データを確認しながら投資すべき企業を探しますが、自分の理想とする投資対象を探し出すのは簡単ではありません。

 

また、個別企業の株式を購入した後も企業情報を確認して投資を継続しても問題がないかをチェックする必要があります。

 

一方、インデックス投資は面倒な銘柄選定が一度で終了。あとは淡々と積み立てるだけ。

 

具体的にはファンド(投資信託)を選択したら、その銘柄を積み立てる設定をして終了。

 

あとは証券会社が自動的に一定期間ごとに一定額を購入してくれます。

 

例えば、毎月15日に3万円分購入するという感じ。

 

個別株投資であれば、投資した企業の継続的監視が必要。

 

しかし、インデックス投資は長期的に値上がりするであろう指数(インデックス)に投資しているので、原則、継続的に指数を監視する必要はありません

 

インデックス投資は投資を開始してからはほとんど何もすることがないので、圧倒的に時間の節約が可能です。

 

おすすめポイント③手間がかからない

個別株投資であれば、投資している企業の業績が落ちるなどして投資対象基準から外れれば、売って別の銘柄を探す必要があります。

 

複数銘柄に分散投資しているとメンテナスには手間がかかります。

 

一方、インデックス投資は、原則、メンテナスの必要がありません

 

指数(インデックス)に組み込まれる銘柄は構成ルールに従って定期的に入れ替えが行われます

 

例えば、指数に採用されているA社の業績が落ちるなどして指数から外れれば、他の有望な銘柄B社が組み込まれます。

 

つまり、投資対象のメンテナンスは自動的に行われるので、指数全体が投資対象として不適格となる以外では売る必要ありません。

 

投資が仕事でも趣味でもない方には、投資対象の選定や、その後の継続的な監視は苦痛以外の何物でもないでしょう。

 

時間は命そのもの

 

インデックス投資は時間や手間が節約できるので、人生において投資よりも大切なことである本業(仕事)、家族、趣味に時間が割けます。

 

 

まとめ

インデックス投資が唯一利益が出せる投資法だとはいいません。

 

個別株投資なども大きな利益が出せる可能性があります。

 

しかし、多くの方にとって運用の中心(コア)部分はインデックス投資で固めるのが最適解

 

インデックス投資は時間や手間を節約でき、人生において投資よりも重要な事に時間を割けます。

 

もっと投資を楽しみたいということであれば、コアをインデックス投資で固めたうえでサテライトで個別株投資などをやってみるのもいいでしょう。