現役投資家FPが語る

20年以上の投資経験がある現役投資家FPが「人生100年時代」の資産運用や公的年金などについて語ります

株式取引と投資信託の違いとは?どちらが初心者向き?


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資産運用には、色々な方法がありますが、その代表的なものに株式取引や投資信託があります。

 

株式投資と投資信託には、どのような違いがあるのでしょうか? 初心者は、株式投資と投資信託ではどちらの方が向いているのでしょうか?

 

今回は、株式投資と投資信託の違いを確認しならがら、初心者には株式投資と投資信託のどちらが向いているのかについて解説したいと思います。

 

1.投資信託は、分散投資がしやすい

資産運用を行ううえで重要なことの1つに運用先を分散するというポイントがあります。

 

1つのかごにいれるな 』という有名な言葉がありますが、1つの投資先に資産を集中させ過ぎると、その資産が大きく下落した際に大きな損失を被ることになります。資産を分散することにより大きな損失を回避することが可能です。

 

この分散投資のしやすさは、個別銘柄の株式に投資する場合と比べて、投資信託の方が勝っています。

 

投資信託(ファンド)は、投資家からお金を集めて、運用の専門家(ファンドマネージャー)が複数の銘柄に投資しているので、投資信託を購入することにより自然と分散投資をしていることになります。

 

ただし、分散投資はリスクを下げた分、大きな収益を上げるチャンスを逃す場合もあります。 例えば、大きく個別の株が上昇するような場面では個別の銘柄に投資する方法に比べて得られる収益が限定される 可能性があります。

 

 

2.投資信託は、小口での投資が可能

個別の銘柄を買う際には、銘柄によっては、100万円以上の資金(お金)が必要です。資金が少ない場合、投資先が特定の銘柄に偏ってしまいます。

 

しかし、投資信託であれば、証券会社によっては100円という小口からの購入が可能です。 上記の通り、投資信託に資金を入れることにより、分散投資していることになるので、100円の購入であっても分散投資が可能となります。

 

個別銘柄の株式にも1つの銘柄を小口で毎月一定額買っていく「るいとう (株式累積投資)」という仕組みがありますが、個別の1銘柄を小口で買っているだけなので、投資信託のように分散投資にはなりません。

 

 

3.投資信託は、運用をプロに任せられる

株式投資で難しいのは売買のタイミングです。 「いつ買って、いつ売るか」 このタイミングで利益を上げられるか、損失を被るかが決まります。

 

一般の方はどうしても高値で買って、安値で売るということをしてしまいがちです。 投資信託の場合は、この売買のタイミングをプロに任せることができます。 ただし、自分で売買した方が利益を上げられる場合も当然あります。

 

 

 

4.投資信託は、幅広い資産に投資が可能

株式投資は、運用対象が株のみですが、投資信託の場合、 色々な商品があり、投資対象も多彩です。

 

例えば、債券、日本株式、世界株式、REITや、複数の投資対象を組み合わせたバランス型などから購入する投資信託を選べます。

 

日本株式であれば、情報も沢山あり、投資をし易い環境にはありますが、世界株式となると、個人で情報を収集して銘柄を選択するというのは、結構大変なことだと思います。

 

アメリカなどの先進国の情報などはまだ集まるでしょうが、 新興国の情報となると、情報収集するだけでも大変です。 そこから更に銘柄選択までするとなると、一般の方には非常に困難なことだといえます。

 

世界株式型の投資信託を購入することで、プロに情報収集や銘柄選択を任せつつ、世界の株を買うことができます。 投資信託を通して一般の方では投資しにくい投資対象に資金を投入することができます。

 

 

まとめ

個別の株式で運用するか、投資信託で運用するかは、その方の投資方針によって変わってきます。 大きく成長が期待できる企業の個別銘柄選び、値上がり益を大きく狙いたい場合には、個別銘柄への株式投資の方が向いています。

 

しかし、投資初心者の方には、どの銘柄を選び、更にどのタイミングで売買するかを判断するのは難しいと思います。 まずは資産運用に慣れるという意味で投資信託で小口の 積立投資から始める方がいいでしょう。

 

個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」や「つみたてNISA」など、税制上の優遇措置がある制度を上手に使い、投資信託の購入から初めて頂ければと思います。