キャッシュレスでチャージまたは買い物をすると、25%還元で最大5,000円のポイントがもらえるマイナポイント事業が2020年9月から始まります。
マイナポイントの予約に関しては、2020年7月から始まっています。
マイナポイントを受け取るためにはマイナンバーカード(個人番号カード)が必要なので、交付申請を行った方も多いと思います。
マイナンバーカード(個人番号カード)には有効期限があることをご存じでしょうか?
マイナンバーカードの有効期限は、10回目の誕生日までです。
また、カードのICチップに搭載された電子証明書の有効期限は5年です。
有効期限が切れた場合、運転免許証のように更新手続きが必要となります。
つまり、5年に1回、更新手続きが必要となります。
マイナンバーカードを初めて取得する際の交付申請は、実際に経験してみて簡単だったのですが、意外に更新手続きが面倒ではないのかと思い、調べてみました。
マイナンバーカードの有効期限が切れた際の更新手続きについて、下記ポイントを確認してみました。
- マイナンバーカード更新時の手続方法は?
- マイナンバーカード更新時に写真は必要?
- マイナンバーカード更新時に手数料はかかる?
- マイナンバーカード更新時のカード受取方法は?
マイナンバーカードには有効期限があり更新が必要?電子証明書も更新が必要!
冒頭で書いた通り、マイナンバーカード(個人番号カード)には有効期限があり、期限が切れると更新が必要となります。
マイナンバーカードの有効期間は、発行の日から10回目の誕生日まです。
また、カードのICチップに搭載された署名用電子証明書及び利用者証明書の有効期間は、発行の日から5回目の誕生日までです。
「署名用電子証明書」は、氏名、住所、生年月日、性別の4情報が記載され、e-Taxの確定申告など電子文書を送信する際に使用できます。
「利用者証明用電子証明書」は、マイナポータルやコンビニ交付の利用時等、本人であることを証明する際にその手段として使用できます。
電子証明書を更新しないと、e-Taxで確定申告ができなくなったり、コンビニで住民票などが取れなくなります。
マイナンバーカードがただの身分証明証となってしまいます。
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マイナンバーカード(個人番号カード)はいつから更新できる?
マイナンバーカードや電子証明書の有効期限を迎える方に対し、有効期限の2~3ヶ月前を目途に「有効期限通知書」が送付されます。
マイナンバーカード(個人番号カード)は、有効期限まで3か月をきった日から更新の手続きをすることができます。
マイナンバーカード(個人番号カード)の更新手続方法
マイナンバーカードの更新手続きには、下記4つの方法があります。
- スマートフォン(スマホ)
- パソコン
- 証明用写真機
- 郵送
「有効期限通知書」のQRコードを読み取り、更新の手続きができる手軽さを考えれば、スマホでの手続きがおすすめです。
マイナンバーカードの交付申請時の手続きも、スマホで通知カードのQRコードを読み取ることにより、非常にスムーズに行うことができました。
電子証明書の更新は市区町村の窓口へ
電子証明書の更新に関しては、マイナンバーカード(個人番号カード)と有効期限通知書を持って、市区町村の窓口で手続きを行う必要があります。
わざわざ市区町村の窓口まで行く必要がある点が非常に面倒です。
スマホで出来ないものでしょうか?
セキュリティーの問題があるのかもしれません・・・。
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マイナンバーカード(個人番号カード)更新時に写真は必要?
マイナンバーカード更新時には、写真が必要になりますが、電子証明書(署名用電子証明書及び利用者証明書)の更新の際には写真は不要です。
スマホで更新手続きを行うのであれば、スマホで撮影した写真を利用することが可能です。
(出典:有効期限通知書パンフレット)
マイナンバーカード(個人番号カード)の更新時に手数料はかかる?
マイナンバーカード(個人番号カード)の更新、電子証明書(署名用電子証明書及び利用者証明書)の更新ともに更新手数料はかかりません。
運転免許証の更新時には、更新手数料がかかりますが、マイナンバーカードや電子証明書は無料で更新できます。
更新後のマイナンバーカードの受け取り方法は?|市区町村の窓口
マイナンバーカードの交付申請時と同様に、更新手続後には市区町村の窓口にカードを受け取りに行く必要があります。
スマホやパソコンなどで更新手続までは可能ですが、カードの受け取りに関しては、市区町村の窓口まで足を運ぶ必要があり、これもまた面倒です。
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まとめ
マイナンバーカードや電子証明書の更新は、市町村の窓口まで足を運ぶ必要があり、面倒なことが分かりました。
5年に1回、市町村の窓口に行く必要があり、基本的に平日のみでしょうから、仕事がある場合は、都合を付けてということになります。
現状では、面倒な更新手続きをしてまで、マイナンバーカードを所有し続ける意義を感じません。
今までマイナンバーカードが普及してこなかった理由がよく分かります。
手続が面倒な割に所有し続けるメリットを感じません。
マイナポインを受け取ったら有効期限が切れても更新せずに放置しようかと思ってしまうくらいです。
ただし、今後の行政手続きは、マイナンバーカードを活用した電子申請に移行する可能性があります。
新型コロナウイルス感染拡大の対策として、現金10万円の一律給付(特別定額給付金)が行われましたが、マイナンバーカードがあれば、オンラインで申請が可能でした。
今回のコロナ禍の際には、オンライン申請による手続きが大混乱し、結果的に郵送での申請の方が早いという珍事も発生しました。
しかし、今後は行政手続きでマイナンバーカードがあった方が早いというケースが増えることが予想されます。
近年、日本各地で災害が多発していますので、災害時の公的な支援などにもマイナンバーカードによるオンライン申請が活用され、マイナンバーカードがあれば、早く支援金を受けとれる可能性があります。
今後のことを考慮すれば、マイナンバーカードを作成し、所有し続けておいた方がいいでしょう。