石破首相が新人議員15名に10万円の商品券を配った件が大炎上しています。
今回の件が明るみになる数日前には、自民党内から「石破おろし」の声が出たことが話題となりました。
石破首相が商品券を配った会食は3月3日なので、自民党内部の反石破派からリークがあった可能性も出ています。
今後、6月に都議選、7月には参議院選が予定されているので、首相退陣論が強くなっていくことでしょう。
仮に、自民党総裁に期待度が高い高市早苗氏が選ばれたとしたら自民党に期待できるのでしょうか?
私は、誰が総裁に選ばれても自民党には期待できないと考えています。
今回の記事では、総裁が変われば自民党に期待できるのか?について解説します。
いい加減、庶民の生活を良くしてくれと憤慨している方は参考にしてください。
国民の生活よりも自分の当選を優先する自民党議員
先述の通り、石破首相が新人議員に商品券を配ったことが明るみに出る前に自民党内から公然と「石破おろし」の声が上がりました。
3月12日の党会合で自民党の西田昌司参院議員は『予算が成立した後、石破首相には辞任してもらい、新たな総裁を選ぶべき。さもなければ(参院選で)大惨敗する』と発言。
この前後の発言を聞いていませんが、この切りとった発言部分から判断すると、予算よりも選挙の方が大事と言っているように聞こえます。
予算審議は今後の国民生活を左右する重要なもので、国会議員にとって最重要な仕事といっていいでしょう。
国会議員の本分よりも次の選挙を重要視する。
この一点からだけでも自民党議員は国民の方を向いて政治を行っていないことが分かります。
総裁がさっさと交代するべき人物であるならば、重要な仕事である予算審議をする前に辞職を進言するのがスジではないでしょうか?
西田昌司参院議員は自民党内では積極財政派として知られていますが、その本性は単なるガス抜き役だと揶揄されていることもうなずけます。
日本を30年間停滞させた犯人は自民党。
日本経済は30年もの間、停滞し「失われた30年」と言われています。
この「失われた30年」の間、政権を担ってきたのはほぼ自民党です。
その自民党の総裁が変わったらといって私たちの生活が劇的に向上するとは思えません。
次の首相として期待されている人物の一人に高市早苗氏がいます。
仮に、石破さんから高石さんに総裁が変わっても日本経済が向上することはないでしょう。
むしろ悪くなる可能性すらあります。
高市さんは1993(平成5年)の衆院議員選で初当選。その後、1996年(平成8年)に自民党に入党しています。
つまり、高市さんは「失われた30年」を自民党とともに歩んできた人物。
30年やってきて自民党を変えられなかった人物が総裁になっても何も変わらないでしょう。
高市さんをディスりたいわけではありません。
崇高な理念を掲げて自民党総裁になったとしても、しがらみだらけでやりたいことの半分もできないのではないでしょうか。
つまり、自民党は腐敗しきっているということ。
総裁が変わると自民党の支持率が上がることが多いですが、騙されてはいけません。
これまで自民党がどのような政治を行ってきたのかを考える必要があります。
国民の政治への無関心が三流政治屋を生んだ
国民の生活を豊かにするのが一流の政治家だとすれば、ここまで国民を貧困化させた政治家は三流以下です。
つまり、自民党の中枢にいる政治家達は三流ばかりといっても過言ではないでしょう。
では、この三流の政治家を生んだ原因はどこにあるのでしょうか?
それは国民の政治への無関心です。
国民自身が三流の政治家を生み出し、自らの生活を苦しめている状態。
政治に無関心でいられても、政治に無関係ではいられません。
昨今、日本では物価高騰やインフラの老朽化、米の高騰など数々の問題が表面化しています。
数々の問題はどうして起こっているのでしょうか?
悪性の物価高は経済を停滞させて超低金利状態を長年放置した政治の責任。
八潮市で起こった道路陥没事故に象徴されるようなインフラの老朽化も公共事業費を削りまくった政治の責任。
また、米の高騰も農業政策を軽視した政治の責任。
そして最も問題とされている人口減少を引き起こしている少子化も国民負担率を無意味に引き上げてきた政治の責任。
そろそろ、終わりにしましょう。
「まともま野党がないから自民党に入れるしかない」や「選挙に行く意味がない」という方がいますが、まともな野党が育ってこなかった原因も国民の政治への無関心。
我々の生活を向上させるためには、選挙権を行使して一流の政治家を選び育てる必要があります。
まとめ
自民党内から公然と「石破おろし」の声が上がりました。
自民党の総裁が石破さんから次の首相として期待が高い高市さんに変われば、国民の生活は向上するのでしょうか?
残念ながら今の自民党が政権を握り続ける限り誰が総裁になっても、国民の生活が向上することはないでしょう。
「失われた30年」をもたらした犯人はまさに自民党。
自民党の中枢にいる政治家達は三流ばかりといっても過言ではありません。
では、三流の政治家を生んだ原因はどこにあるのか?
それは国民の政治への無関心です。
国民自身が三流の政治家を生み出し、自らの生活を苦しめている状態。
政治に無関心でいられても政治に無関係ではいられません。
我々の生活を向上させるためには、選挙権を行使して一流の政治家を選び育てる必要があります。