効果的な節約術の1つにキャリア(au、ソフトバンク、NTTドコモ)から格安SIMへの乗り換えがあります。
キャリアの携帯料金に不満はあっても格安SIMへの乗り換え手順や注意点などがよく分からず、手を付けていないという方も多いでしょう。
また、以前は格安SIMに「かけ放題プラン」が無かったため、キャリア(au、ソフトバンク、NTTドコモ)で契約を継続しているという方もいると思います。
私もキャリア(au)で「かけ放題プラン」を契約していたため、格安SIMへの乗り換えを控えてきました。
最近、キャリアから格安SIMの「かけ放題プラン」に乗り換えたので、手順や注意点について解説したいと思います。
格安SIMへの乗り換えを検討している方は参考にしてください。
- 格安SIMとは?「かけ放題」プランはある?
- 乗り換えタイミングに注意が必要|違約金がかかる可能性あり
- 格安SIMの使用回線を確認
- メールアドレスの準備が必要
- 料金の支払いにクレジットカードが必要
- 携帯番号を変えたくない場合はMNP予約が必要
- まとめ
格安SIMとは?「かけ放題」プランはある?
格安SIMとは、キャリアに比べて安く利用できる通信サービスのこと。「格安スマホ」と呼ばれることもあります。
格安SIMを提供している会社は「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ばれ、事業者数は600を超えています。
MVNO(仮想移動体通信事業者)が安くサービスを提供できる理由は、携帯電話サービスを提供するのに必要な設備(基地局)などを持たず、大手の携帯電話会社(キャリア)の設備を借りているから。
MVNO(仮想移動体通信事業者)は設備投資が不要な分、キャリアに比べて安くサービスを提供できます。
「かけ放題プラン」がある格安SIM業者
格安SIMでは多くの場合、1回5分または10分の国内通話が定額になるオプションを提供しています。
格安SIMの一般的な電話料金は20円/30秒程度。
これでは仕事などで通話時間長くなると、かなりの料金になってしまいます。
以前は、格安SIMに「かけ放題」プランがなく、「かけ放題」が必要であれば、キャリアで契約する必要がありました。
しかし、昨年あたりから格安SIM業者でも「かけ放題」プランを提供し始めました。
時間制限なく電話かけ放題のプランを提供している格安SIMは「HISモバイル」「日本通信SIM」、キャリアのサブブランドでは「ワイモバイル」「UQモバイル」などです。
今回、私がキャリア(au)から乗り換えたのが日本通信SIMの「合理的かけほプラン」。
月額2,480円(税抜き)でデータ通信容量3GBです。
税込みで2,728円なので、キャリア(au)でのスマホ料金と比べると半分以下になりました。
格安SIMのサービス品質は?評価は?
現在のところ、格安SIMに乗り換えてからの通信品質に不満はありません。
ただし、私はWi-Fi環境外で動画を観たりすることはなく、ネットで調べものをしたり、ニュース記事を読んだりする程度の使い方です。
さて、ここから格安SIMへの乗り換え時の注意点について解説したいと思います。
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乗り換えタイミングに注意が必要|違約金がかかる可能性あり
キャリアの契約は基本的に2年契約で自動更新。2年縛りがあるので、更新月以外で乗り換えると、解約手数料として9,500円がかかります。
2019年10月に改正された電気通信事業法を受け、auは解約手数料を1,000円にするプラン、ソフトバンクは契約期間と解約手数料を廃止した新プランを発表していますが、2019年9月以前に従来のプランで契約している人は適用されないため注意が必要。
よって、乗り換えのベストタイミングは更新月の初め。
しかし、契約を更新したばかりであれば、違約金を支払ってでも乗り換える価値はあるでしょう。
更新月を待っていては高い通信費を払い続けることになります。
例えば、乗り換えで通信費が1ヶ月3,000円安くなるのであれば、解約手数料を取られても約3ヶ月で元が取れます。
格安SIMの使用回線を確認
契約を予定している格安SIM業者がどこの回線を使用しているかを確認することが重要。
格安SIMはキャリアの回線を借りて事業をしています。
キャリアで購入したスマホにはSIMロックが掛かっているので、格安SIMが借りている回線と同じキャリアで購入したスマホしか使えません。
例えば、私はauで契約していましたが、日本通信SIMはドコモ回線を利用しています。
よって、auから日本通信SIMに乗り換えるには、今まで使っていたスマホをそのまま使うことはできず、スマホのSIMロックを解除するか、SIMフリー端末が必要。
私は、iPhoneを使っているのですが、3年以上使っていたので、乗り換えの機会にアップルのオンラインストアでSIMフリー版のiPhoneSEを購入しました。
なお、キャリアで使用していたスマホを継続して利用する場合やSIMフリー版のスマホを購入する場合、契約前に格安SIM業者で動作確認済であるかをチェックする必要があります。
また、格安SIM業者によっては、動作確認済のスマホを販売しているケースもあります。
メールアドレスの準備が必要
格安SIMに乗り換える際には、キャリアのメールアドレスは使えなくなります。
よって、キャリア以外のメールアドレスが必要。
GmailやYahoo!メールなど、無料で作れるメールアドレスを準備するといいでしょう。
料金の支払いにクレジットカードが必要
格安SIM業者での料金支払は、クレジットカードのみというのが一般的。
銀行の口座振替に対応していない業者が大半なので、通信料金を支払うためにクレジットカードを準備しておく必要があります。
携帯番号を変えたくない場合はMNP予約が必要
乗り換え後も電話番号を変更せずに利用するのであれば、「MNP予約番号」が必要。
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)とは、携帯電話会社を乗り換えても現在使用している電話番号をそのまま引き継げるサービス。
格安SIMの申込手続の際に元の携帯電話会社に発行してもらった「MNP予約番号」が必要。
MNP予約番号には最大15日間の有効期限があり、過ぎてしまうと乗り換えの手続きができなくなってしまいます。
MNP予約番号の取得手続きは、格安SIMを申し込む直前に行う方が無難。
大手携帯電話会社ごとの、MNP予約番号を取得する方法は下記の通りです。
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NTTドコモ
【電話】
ドコモ携帯電話(スマートフォン)から:(局番なし)151
一般電話:0120-800-000
受付時間:9:00~20:00
【店頭】
ドコモショップにて手続きが可能
【ウェブ】
My docomo内、「ドコモオンライン手続き」から手続きが可能
受付時間:9:00~21:30
ソフトバンク
【電話】
ソフトバンク携帯電話から:*5533
フリーコール:0800-100-5533
受付時間:9:00~20:00
【店頭】
ソフトバンクショップにて手続きが可能
【ウェブ】
My SoftBankから手続きが可能
受付時間:9:00~20:00
au
【電話】
au携帯電話/一般電話共通 フリーコール:0077-75470 (無料)
受付時間:9:00~20:00
【店頭】
auショップ/トヨタau取扱店にて手続きが可能
【ウェブ】
My auから手続きが可能
受付時間:9:00~20:00
私は、「My au」から手続きしましたが、非常にスムーズにMNP予約ができました。
まとめ
格安SIMへの乗り換え手順をまとめると下記の通り
- 格安SIMサービス業者の選定
- 格安SIMサービス業者の使用回線を確認
- 必要に応じてSIMロック解除またはSIMフリー版のスマホを入手
- MNP予約番号の取得
- 格安SIMの申し込み
通信費などの固定費の削減は、一度の手間で後は自動的に節約が可能。
上手に固定費を削減できれば、生活の質を落とさずに節約できます。つまり、ストレスなく家計をスリム化できる点がポイント。
ストレスのかかる変動費の節約は長続きしません。