
9月7日、石破茂首相(自民党総裁)が党総裁を辞任し、退陣する意向を表明。
自民党内で事実上の退陣勧告となる総裁選の前倒し要求が広がる状況を受け、続投を断念した形です。
自民党の次期総裁レースが始まり、「ポスト石破」候補の顔ぶれとしては下記のような方の名前が挙がっています。
- 高市早苗氏
- 小泉進次郎氏
- 小林鷹之氏
- 茂木敏充氏
- 林芳正氏
上記の候補が新総裁になれば、支持率が低迷する自民党は復活して私たち庶民の生活を向上させてくれるのでしょうか。
そこで、今回の記事では下記ポイントを解説します。
- 石破首相の功績
- 新総裁の誕生で自民党は復活する?
- 自民党が政権与党である限り日本人の生活は向上しない!
「失われた30年」を早く終わらせてくれ、と思っている方は参考にしてください。
石破首相の功績
石破首相の功績をあえて挙げると、自民党の支持率を大きく下げたことでしょう。
衆院選・都議会選・参院選と三連敗。
自民党を弱体化させたという点ではいい仕事をしたといえます。
中途半端に国民のためのような素振りを見せ、3つの選挙を無難に乗り切っていたら日本の未来はかなり暗かったでしょう。
米国との関税交渉を上手くまとめたとする意見もありますが、完全に大失敗。
自動車の関税は15%になりましたが、もともと2.5%だった関税を27.5%に引き上げられ、そこから12.5%下げるために米国へ80兆円もの投資を約束。
海外に80兆円も使えるのであれば、アメリカへの輸出を減らして国内投資に振り向けた方が日本経済にはプラス。
日本のGDPは5割超が個人消費であるため、外需に頼るのではなく内需を刺激した方が効果的なのは間違いありません。
また、石破首相が期待されていなかったことは株式市場にも表れています。
皮肉なことに辞任を表明した翌日9月8日の日経平均株価は大幅続伸。
その後も史上最高値を更新している状況です。
新総裁誕生で自民党は復活するのか?
自民党の支持率を下げた石破さんの責任は確かに重い。
しかし、石破さん以外が総裁になっても全く期待ができないのが今の自民党。
次の首相にふさわしい人として人気が高い高市氏と小泉氏が新総裁になった場合の私たち庶民の生活に直結する日本経済の行方を考えてみたいと思います。
小泉進次郎氏
相変わらず世論調査で人気が高い小泉進次郎氏が新総裁になれば、日本経済は壊滅的ダメージを受けるでしょう。
父親の純一郎氏が郵政を解体し、息子が農協を解体するという悪夢。
純一郎氏が推し進めた郵政民営化でいいことはあったのでしょうか?
郵便局は減る。郵便料金は上がる。配達は遅くなりサービスは劣化。
更に税金で650億円規模の財政支援が検討される始末。
郵政を民営化すれば、サービスが向上し、料金も安くなると言っていたのはウソだったのでしょうか。
親父のやったことを反省せず、息子は農協の解体を目論んでいる状況。
小泉氏は絶対に首相にしてはいけない人物でしょう。
高市早苗氏
では、高市さんが新総裁になればどうか。
残念ながら私たち庶民の生活が向上することはないでしょう。
積極財政派とされている高市氏ですが、「食料品の消費税率0%」が持論。
下記記事で解説した通り、食料品のみの消費税ゼロ%は悪手です。
更に高市さんは以前「消費税は社会保障に使われている」という詭弁を弄しています。
つまり、財務省に忖度していて積極的に財政出動を行うことは期待薄。
金融引き締めに関しては2024年総裁選の期間中に「金利を今、上げるのはあほやと思う」と日本銀行(日銀)の利上げをけん制しました。
しかし、金融緩和だけでは経済が活性化しないことはアベノミクスで証明済み。
日本経済の復活には金融政策と財政政策の両輪が必要です。
高市氏と小泉氏以外では、茂木敏充前幹事長が参院選の公約である1人2万円の現金給付を見送るべきだと主張し「財政に責任をもつ」と語りました。
また、コバホークこと小林鷹之元経済安全保障相も一律給付について「やるべきではない」と明言。
総裁選に立候補する予定の議員があっさりと選挙公約を反故にする姿には呆れるばかり。
結局、自民党は誰が総裁になっても財務省の傀儡政権。
官僚にコントロールされるようでは政治家としての価値はありません。
自民党が政権与党である限り日本人の生活は向上しない!
日本経済は30年もの間、停滞し「失われた30年」と言われています。
この「失われた30年」の間、政権を担ってきたのはほぼ自民党です。
その自民党の総裁が変わったらといって私たちの生活が劇的に向上するとは思えません。
以前、私は積極財政派とされる高市早苗氏に期待していました。
しかし、石破さんから高石さんに総裁が変わっても日本経済が向上することはないでしょう。
むしろ悪くなる可能性すらあります。
高市さんは1993(平成5年)の衆院議員選で初当選。その後、1996年(平成8年)に自民党に入党しています。
つまり、高市さんは「失われた30年」を自民党とともに歩んできた人物。
30年やってきて自民党を変えられなかった人物が総裁になっても何も変わらないでしょう。
高市さんをディスりたいわけではありません。
崇高な理念を掲げて自民党総裁になったとしても、しがらみだらけでやりたいことの半分もできないのではないでしょうか。
つまり、自民党は腐敗しきっているということ。
総裁が変わると自民党の支持率が上がることが多いですが、騙されてはいけません。
これまで自民党がどのような政治を行ってきたのかを考える必要があります。
まとめ

石破茂首相(自民党総裁)が党総裁を辞任し、退陣する意向を表明。
自民党の次期総裁レースが始まりました。
次の首相にふさわしい人として人気が高い高市氏や小泉氏が新総裁になってとしても、私たち庶民の生活が向上することはないでしょう。
「失われた30年」の間、政権を担ってきたのはほぼ自民党です。
更に最近では、菅・岸田・石破政権で極左リベラル政策が進められ、日本国民の貧困化は加速しています。
日本国内に対しては「財源が~!」で減税や給付を渋る一方、海外にはバラマキまくる。また、人手不足を理由に事実上の移民を大量に受け入れようとしています。
その自民党の総裁が変わったらといって私たちの生活が劇的に向上するとは思えません。
参院選後に石破首相が辞める辞めないで時間を空費し、更にフルスペックの総裁選を行うことで政治的空白を作る。
国民は物価高に苦しみ、早急な対策を望んでいるという民意を参議院選で示しました。
自民党総裁選のような茶番をゆっくりと見ている余裕はありません。どこまで国民をバカにすれば気が済むのでしょうか?
自民党自ら解党的出直しができないのであれば、次の選挙で私たち国民が壊滅的なダメージを与える必要があります。