現役投資家FPが語る

20年以上の投資経験がある現役投資家FPが「人生100年時代」の資産運用や公的年金などについて語ります

資産運用におけるリスクとリターンの関係とは?


 

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資産を運用する上で、一番気になるのは、リスクとリターン ではないでしょうか? どのようなリスクがあり、どの程度のリターンが期待できるのかは、最も知りたい点だと思います。

 

今回は、リスクとリターンの関係について解説します。

1.リスクとは?

一般的にリスクとは、「危険」と訳されることが多いと思いますが、投資においてリスクとは、「危険」ということではなく、価格変動の振れ幅(不確実性)を指します。

 

株式や投資信託の価格は日々変動していますが、その変動幅のが大きいことをリスクが大きいといいます。価格変動幅が小さければ、リスクは小さいことになります。

 

 

2.リスクとリターンの関係

リターンとは、運用によって得られる収益のことですが、リスクとリターンの関係については、高いリスクを取れば、リターンも大きくなる可能性が高くなります。

 

しかし、逆に大きな損失(マイナスのリターン)を被る可能性も高くなります。 つまり、「ハイリスク・ハイリターン」ということになります。

 

例えば、株式などの価格変動幅の大きい(リスクの高い)商品に投資すれば、リターン(収益)は大きくなる可能性が高くなります。ただし、思惑と逆方向に株価が動けば、大きな損失を被る可能性もあるわけです。

 

一方、債券などの価格変動幅の小さい(リスクの低い)商品に投資した場合、大きな損失を被る可能性は低くなりますが、逆にリターン(収益)も小さくなるわけです。つまり、「ローリスク・ローリターン」ということになります。

 

 

3.金融商品によって異なるリスクとリターン

金融商品によってリスクの大きさは異なります。下記のように預貯金には、リスクが少ない分、リターン(収益)も小さくなります。一方、株式は、リスクが高い分、リターン も大きくなります。

 

ただし、株式はリターン(収益)が大きくなる反面、損失も大きくなる可能性があります。

 

預貯金、債券、投資信託、株式のリスクを比較すると、下記のようになります。

預貯金 < 債券 < 投資信託 < 株式

 

 

まとめ

資産運用を始める際は、商品ごとにリスク(価格変動の振れ幅)がどの程度あるのかを確認し、ご自身で許容できる範囲内のリスクから始める必要があります。

 

尚、原則、ローリスク・ハイリターンやノーリスク・ハイリターン の商品はありません。 よく、元本保証で年利回り10%以上の投資話に騙される方がいますが、そのようなリスクは低く、リターンだけ高いという話はないということを認識しておく必要があります。

 

つまり、プラス側に大きく価格が上がる運用商品であれば、マイナス側にも価格が振れる可能性があるということを理解することが重要です。

 

例えば、昨年はビットコインなどの仮想通貨が話題になりましたが、仮想通貨は価格の振れ幅が大きいので、大きな利益(リターン)を得る人がいる一方で、大きな損失(マイナスのリターン)を抱えた方もいました。