現役投資家FPが語る

20年以上の投資経験がある現役投資家FPが「人生100年時代」の資産運用や公的年金などについて語ります

大手銀行の定期預金金利が0.01%⇒0.002%に!?金利が高いネット銀行に預け替えるべき?


f:id:fp-investor-info:20200221144842j:plain

コロナ禍の中、大手銀行の定期預金金利が下がったことをご存知でしょうか?

 

三井住友銀行は2020年4月1日に定期預金金利を年0.01%から0.002%に引き下げています。

100万円を預けて利息は20円(税引前)という悲惨な状態です。

 

更に、ゆうちょ銀行や三菱UFJ銀行、みずほ銀行、りそな銀行などが追随して定期預金金利を引き下げています。

 

日本銀行のマイナス金利政策の長期化で、銀行が預金を集めても運用先がない状態です。

 

大手銀行に定期預金している方も多いでしょう。

 

現状のような低金利時代には、満期になった定期預金はどこに移せばいいのでしょうか?

リスクを取って資産運用を始めるべきなのでしょうか? 

定期預金の金利ランキングを確認する

大手銀行の定期預金金利は年0.01%から0.002%に下がりましたが、銀行によって定期預金の金利は異なります。

 

ネットで調べれば、定期預金の金利ランキングを確認することができ、預入期間1年の定期預金では、年利0.2%程度の銀行があります。

 

大手行の定期預金金利が年0.002%、金利が高い銀行では年0.2%なので、その差は100倍。

 

預金額が100万円の場合で比較すると、利息は20円と2,000円で、その差は1,980円ですが、預金額が1,000万円だと、利息は200円と2万円ですので、無視できない差となります。

 

漫然と大手銀行の定期預金や、ゆうちょ銀行の定期貯金に預けている場合には、金利の高い銀行を探してみるのも1つの方法です。

  

頻繁に金利ランキングを確認し、預けかえるべきか?

現在、金利ランキングトップのネット銀行なども未来永劫、他の銀行よりも高金利である保証はありません。

 

金利ランキングを頻繁に確認し、金利の高い銀行に預け替えをするべきでしょうか?

 

労力を考えると、ムダだといえるでしょう。口座を沢山作ると、管理も大変になります。

 

金利差にもよりますが、現状の低金利時代に大きな金利差が発生することはありません。

 

以前、私は金利が高い銀行を探しては、口座を開設して預け替えていました。

しかし、口座開設の手間、銀行間の振り込みの手数料などを考えると、非常に費用対効果の低いことに力を注いでいたなと反省しています。

 

高金利の銀行を探す時間で、資産運用の勉強をした方が将来的なリターンは高くなるでしょう。

スポンサーリンク

 

 

 

金利が低いからと勧められた投資商品を購入するのは危険

f:id:fp-investor-info:20200221144822j:plain

金利が低いからと、銀行から投資信託や外貨建て保険を勧められることがあるかもしれません。

 

しかし、下記記事で書いたように銀行の儲かる商品を勧められる可能性があるので注意が必要です。 

www.fpinv7.com

 

また、満期になった定期預金で一気に多額の投資信託などを購入するのは危険です。

 

特に現在は新型コロナウイルスの影響で相場が不安定なので、投資信託の基準価額が大きく下がったり、円高が急激に進んだりするなどして、大きな損失を被る可能性もあります。

 

金利が低いから銀行に預けておくのはもったいないという気持ちが出るかもしれませんが、すすめられるままに資産運用を始めるのは危険です。

 

資産運用は、リスクを取り過ぎず、慎重に始めるべきです。

  

 

元本割れを避けたいのであれば個人向け国債(変動10年)もおすすめ

現状のような低金利時代には、少額からでも資産運用を始めるべきです。

 

つみたてNISA個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)のような非課税で少額から積立投資が可能な制度もあるので、資産運用を始めやすい環境にあります。

 

年数%で資産運用する方と、定期預金に預け続けた方とでは、将来的に運用成果に大きな差が発生する可能性があります。

 

しかし、どうしても元本割れのリスクは取りたくないという方には、個人向け国債(変動10年)をおすすめします。

 

国債は国の借金ですので、銀行に預けておくよりも国債を買う方が、現状では安全性が高いといえます。

 

個人向け国債は、1万円から購入できます

毎月募集、発行が行われていて、発行から1年経過すれば、 購入金額の全部または一部を途中換金することもできます。

 

金融機関(銀行、証券会社など)の窓口で、個人の方のみ購入可能です。

 

個人向け国債には、変動10年、固定5年、固定3年の3種類がありますが、私がおすすめするのは、変動10年です。

 

金利については、固定型だけでなく、変動型についても最低保証があり、年利0.05%が保証されています。  

www.fpinv7.com

 

個人向け国債(変動10年)をおすすめする理由は下記の通りです。

スポンサーリンク

 

 

おすすめの理由①:インフレへの備え

個人向け国債(10年変動)は、半年毎に適用する利率が変わる「変動金利」を採用しています。

適用利率は「基準金利×0.66」です。市場の金利の動きに応じて適用される利率が半年ごとに変動します。

 

つまり、市場金利が上がれば、受取利子も増えることになり、インフレへの備えが可能です。

 

なぜ、インフレへの備えが必要なのでしょうか?それは、インフレが起こると、お金の価値が目減りしてしまうからです。

 

インフレでモノの値段が上がった場合、お金の価値は相対的に目減りします。例えば、インフレで物価が2倍になった場合、お金の価値は半分になってしまいます。

 

日本人は元本保証が好きですが、元本保証は額面の保証であって、価値の保証ではないということを認識すべきです。

重要なのは、お金の額面ではなく、価値です。

 

元本保証で額面が目減りしなくても、実質的に価値が目減りし、買えるモノが減ってしまうことは避けるべきです。

 

お金の価値を守るためにも資産運用は必要です。インフレによってお金の価値を目減りさせないようにすることも大切です。

 

資産運用は、資産を増やすという側面と、資産の価値を守るという側面もあり、資産の価値を目減りさせないためにも資産運用は必要になります。 

www.fpinv7.com

  

おすすめの理由②:元本割れのリスクなし

個人向け国債は、購入してから1年が経過すれば途中換金も可能です。途中換金時は、 直前2回分の利子がペナルティーとして差し引かれます。

 

直前2回分の利子を差し引かれても、既に受け取った直近2回分の利子を返すような形になるので、元本割れすることはありません

一般的な国債は、途中で換金する場合、売却額が額面を割り込む可能性があります。

 

なお、変動10年の場合、金利上昇中の解約だと「最も利息が高い2回分」を失うことになる点には注意が必要です。

 

個人向け国債(変動10年)は、元本割れリスクを避けながら、インフレへの備えもできる金融商品です。

スポンサーリンク

 

 

個人向け国債のデメリットとは?

個人向け国債のデメリットは、ローリスク・ローリターンであるところです。

 

実は、私も個人向け国債を50万円ほど所有しています。しかし、その利金は微々たるものです。

 

半年に1回、利金を受け取りますが、その額は、なんと125円(税引き前)です。

 

更にその微々たる利金には源泉徴収で20.315%の税金がかかります。つまり、実際に受け取れる利金は税引き後で100円です・・・。

 

全ての資産を個人向け国債で運用することはおすすめできません。

 

個人向け国債は、お金の預け先の1つとして検討する価値はありますが、国の保証があり安全安心だからといって全ての資産を個人向け国債に振り向けることはおすすめできません。

 

個人向け国債キャンペーンを活用する

証券会社によっては、個人向け国債の購入によって、現金をキャッシュバックするキャンペーンを行っている場合があります。

 

例えば、ある証券会社では、個人向け国債(変動10年)を100万円以上200万円未満購入すると、2,000円の現金を受け取れます。

 

個人向け国債を購入する際には、「個人向け国債 キャンペーン」などとググれば、キャンペーンを行っている証券会社が見つかるでしょう。

スポンサーリンク

 

 

 

まとめ

f:id:fp-investor-info:20200221144839j:plain

現在は、超低金利の時代なので、ある程度リスクを取らないとお金を殖やすことはできません。

 

漫然と大手銀行の定期預金にお金を預けている方は、定期預金金利が下がったのを機会に資産運用について考えてみてはいかがでしょうか。

 

つみたてNISA個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)など、税制面で優遇されていて、少額から資産運用を始められる制度があります。 

www.fpinv7.com

 

www.fpinv7.com

 

www.fpinv7.com

 

www.fpinv7.com