なぜかお金がたまらない。また、ムダ遣いしているつもりはないが、月末になるとお金が足りない。
そのように感じている方も少なくないでしょう。
実際、お金が貯まらない人には、同じような傾向があります。
そこで今回の記事では、お金を減らす心理的な5つの落とし穴と、その対策方法について解説します。
無駄遣いしているつもりはないのにお金が貯まらないという方は参考にしてください。
お金を減らす心理的な5つの落とし穴とは?
1. 無意識の支出
無意識の支出は、日々の生活の中で気づかずに行ってしまう小さな出費のことです。
例えば、毎日のコーヒー代や定期的なサブスクリプション料金など。
これらの小さな出費は一見すると些細なものですが、積み重なることで月末には予想外の金額になっていることがあります。
2. フォーモ (Fear of Missing Out)
フォーモ (Fear of Missing Out)は、他人が経験していることや持っているものに対して、自分も同じようにしたいという焦りや羨望を感じる心理状態。
SNSで友人が楽しんでいる様子を見て、自分も同じ商品を購入したり、同じ場所に行きたくなったりすることがあります。
この心理は、社会的なつながりや承認欲求に影響されることが多く、無駄な出費やストレスを引き起こすことがあります。
3. 短期的な欲望の優先
短期的な欲望の優先は、目の前の誘惑に負けて長期的な計画や目標を見失うこと。
例えば、セールで衝動買いをしてしまったり、必要ではない高価なアイテムを購入してしまったりすることがこれに該当します。
短期的な満足感や快楽を求めることが優先されると、長期的な計画や目標が犠牲になってしまいます。
4. セールの誘惑
セールの誘惑は、割引や特別オファーによって、本来必要ではないものまで購入してしまう心理です。
'お得’という言葉に惹かれて、計画していなかった出費をしてしまうことがあります。
5. 見栄消費
見栄消費は、他人に対して自分の社会的地位や経済力を誇示するために、実際の経済状況を超えた支出をすること。
他人に「私は成功している」というイメージを与えるために高級車やブランド品など、見た目に映えるものを購入してしまう傾向があります。
しかし、これは一時的な満足感をもたらすだけの消費であり、長期的な幸福や満足感にはつながりません。
お金を減らさないための対象とは?
まずは、上記のようなお金を減らしてしまう心理的な罠が存在することを知ることが重要。
罠があることを認識できていないと、気付いたらお金が減っていた、またはお金が貯まらないという状況に陥ってしまうことになります。
知らずにはまっている人もいるでしょう。
自身が上記のような心理的な罠にはまっていないか確認する必要があります。
以下の対策を実践することで、無駄な支出を減らし、賢くお金を使いましょう。
支出の管理
自身がどのような心理状態で消費しているかを認識するためには支出の管理をするといいでしょう。
マネーフォワードなどのアプリを活用して、自分の支出を記録しましょう。
冷静な目で支出を振り返り、ムダな出費がないか判断します。
マネーフォワードなどで記録を取り、冷静な目で振り返る事により自分の支出を客観視することができます。
冷静な状態で消費を振り返る
お金を使っている時は感情が昂っていることが多いはず。
よって、冷静な状態で過去の出費を振り返る必要があります。
冷静な目で確認すれば、ムダな支出だったかを判断することができるでしょう。
自分を責めずに未来の改善につなげる
支出を振り返る際には自分を責める必要はありません。
自分を責めても使ったお金が戻ってくるわけではありません。
自分を責めると、ストレスで更なる消費を誘発する可能性もあるでしょう。
冷静な目でムダを認識し、次回から改善することを心掛けることが重要です。
まとめ:長期的な幸福のためにお金を使う
お金を使うことは悪いことではありません。
お金を極度に貯め込むことも不幸につながります。
お金に翻弄されず、長期的な幸福につながるお金の使い方を見極めていくことが重要。
長期的な幸福のためにお金を使う際に心掛けるべきことは、次のようなポイントがあります。
経験に投資する
モノよりも経験にお金を使うことで、思い出や満足感が長く続きます。旅行や趣味、イベントへの参加などが該当します。
健康に投資する
健康は幸福の基盤です。
適切な食事、運動、予防医療などにお金を使って健康を維持しましょう。
自己成長に投資する
教育やスキルアップ、趣味や興味のある分野への学びにお金を使うことで、自己成長と満足感が得られます。
人間関係を大切にする
家族や友人との時間を大切にし、コミュニティや人間関係を育むためにお金を使うことで、精神的な幸福感が高まります。
バランスを考える
消費と貯蓄、短期的な欲求と長期的な目標のバランスを考えながらお金を使うことが重要です。
これらのポイントを心掛けることで、長期的な幸福に繋がるお金の使い方ができるでしょう。