2019年10月から実施されている消費税増税の影響を緩和するためのキャッシュレス・ポイント還元事業は、予定通り2020年6月30日に終了することをご存知でしょうか?
その後のポイント還元事業として、マイナポイント事業(還元率25%・最大5000円)があるのですが、マイナポイント事業には予算の上限があります。
キャッシュレス決済する方全員が、ポイント還元の恩恵を受けられない可能性があります。
今回は、マイナポイント還元事業の概要と、ポイントを受け取るために今からやっておくべきことについてまとめてみました。
- キャッシュレス・ポイント還元事業は2020年6月30日で終了へ
- マイナポイント事業(還元率25%・最大5000円)とは?
- マイナポイント事業には予算の上限がある!?受け取れない可能性も!?
- マイナポイント予約・申込にはマイナンバーカードが必要
- マイナポイントにデメリットはある?
- まとめ
キャッシュレス・ポイント還元事業は2020年6月30日で終了へ
対象店舗でキャッシュレス決済をすると、最大5%のポイント還元を受けられる「キャッシュレス・ポイント還元事業」は、予定通り2020年6月30日で終了する予定です。
経済産業省は、2019年10月1日から実施している「キャッシュレス・ポイント還元事業」について、予定通り6月30日での終了を案内しています。
「キャッシュレス・ポイント還元事業」終了後に始まるのが、「マイナポイント事業」です。
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マイナポイント事業(還元率25%・最大5000円)とは?
マイナポイント事業では、キャッシュレスでチャージまたは買い物をすると、25%還元で最大5,000円のポイントがもらえます。
つまり、2万円分のチャージをするか買い物をすると、5,000円分のマイナポイントが受け取れます。
受け取ったマイナポイントは、買い物で利用可能です。
マイナポイント事業の詳細については、チラシと動画をご覧ください。
マイナポイント事業は、いつから始まる?
マイナポイントの付与は2020年9月から始まり、2021年3月末までですが、マイナポイントの申込(キャッシュレス決済サービスの選択)は2020年7月から始まります。
マイナポイントの申込対象キャッシュレス決済サービスは?
PayPay、Suica、nanaco、楽天カードなど、多くのキャッシュレス決済サービスが対象となっています。
マイナポイント事業には予算の上限がある!?受け取れない可能性も!?
マイナポイントの申込は2021年3月末までですが、ゆっくりしているとポイントを受け取れない可能性があります。
実は、マイナポイント事業には予算があり、キャッシュレス決済を利用する全ての方がポイントを受け取れるわけではないようです。
予算は2,000億円(4,000万人分)なので、予算額から考えるとポイントを受け取れるのは日本人の3人に1人ということになります。
下図のスクリーンショットを確認すると分かりますが、マイナポイント事業の公式サイトにも「予算の上限に達した場合、マイナポイントの予約を締切る可能性があります」と小さく明記されています。
では、すぐにマイナポイントを申し込もうと思った方も多いと思いますが、実は、誰でも申し込めるわけではなく、マイナンバーカードを持っていなければ申し込むことができません。
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マイナポイント予約・申込にはマイナンバーカードが必要
上記の通り、マイナポイントの予約・申込にはマイナンバーカードが必要です。
6月3日時点で、全国のマイナンバーカードの交付枚数は2140万9297枚、人口に対する交付率は16.8%とのことです。
マイナンバーカードを持っている人全員がマイナポイントを申請するとは限りませんが、全員が申請すると仮定すると、残りのマイナポイント「枠」は、約1860万人分ということになります。
マイナンバーカードの交付申請は簡単!
マイナンバーカードの交付申請を面倒と思っている方は多いようです。
実際、私も面倒だと思って交付申請を避けてきました。
しかし、実際に申請手続きを経験してみると、マイナンバーカードの交付申請はスマホから5分程度で簡単にできます。
私が実際にスマホからマイナンバーカードの交付申請をした流れを下記記事にまとめてありますので、交付申請を考えている方は参考にして頂ければと思います。
マイナポイントの申し込みが始まる2020年7月が近づけば、マイナポイント事業が注目され、更にマイナンバーカードの交付申請が殺到する可能性があります。
1日でも早く、交付申請を行っておくべきでしょう。
マイナポイントの予約(マイキーIDの設定)には、4桁のパスワードが必要になる
マイナポイントの予約時には、マイナンバーカード受け取り時に設定した4桁の暗証番号が必要になりますので、注意が必要です。
マイナンバーカードの暗証番号を忘れた場合、住民票がある市区町村の窓口にカードを持参し、パスワードの再設定手続を行う必要があります。
現金10万円の一律給付(特別定額給付金)のマイナンバーカードを使ったオンライン申請では、パスワードを忘れた人の再設定で役所が「三密」状態になる事態が発生しました。
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マイナポイントにデメリットはある?
マイナポイント事業にデメリットはありません。
普段通りにPayPay、Suica、nanaco、楽天カードなどを使ってキャッシュレス決済をするだけでポイントがもらえます。
ただし、マイナポイントを受け取るには、マイナンバーカードが必要となり、「マイナポイントの予約(マイキーIDの設定)」「マイナポイントの申込(キャッシュレス決済サービスの選択)」と面倒な作業が必要となります。
まとめ
マイナポイントを受け取るために必要な手続きをまとめると、下記の通りです。
- マイナンバーカードの作成
- マイナポイントの予約(マイキーIDの設定)
- マイナポイントの申込(キャッシュレス決済サービスの選択)
現在すでに、マイナポイントの予約までが可能となっていて、2020年7月からマイナポイントの申込が可能となります。
マイナポイントを受け取るには、マイナンバーカードが必要ですが、カードの作成には個人情報がもれるなどのリスクがあるのではないかと心配されている方もいるでしょう。
私も漠然とマイナンバーカード作成に不安を感じていた一人なのですが、調べてみると、思っているほどリスクはないということに気付きました。
マイナンバーカードを作成するメリット・デメリットなどの注意点については、下記記事にまとめてあるので、参考にして頂ければと思います。