2019年10月に実施された消費税増税の影響を緩和するためのキャッシュレス・ポイント還元事業は、予定通り2020年6月30日に終了する予定です。
その後のポイント還元事業として、マイナポイント事業(還元率25%・最大5000円)が始まります。
マイナポイントは大人だけでなく、未成年の子供も受け取れることをご存じでしょうか?
子供分のマイナポイントを受け取るには面倒な手続きが必要ではないかと思われる方が多いと思いますが、実際には簡単に受け取れます。
今回は、子供分(家族分)のマイナポイントを受け取る方法と注意点について解説したいと思います。
マイナポイントは家族分(子供分)も受け取れる!?|何歳から受取可能?
マイナポイントは大人だけでなく、未成年の子供も受け取ることが可能です。
マイナポイントの受け取りに年齢制限はありません。つまり、0歳児の赤ちゃんでも最大5,000円分のマイナポイントが受け取れます。
(出典:マイナポイント事業チラシ)
マイナポイントのチラシを確認すると、家族4人の例が出ていて、夫婦と子供2人を含む4人分で、2万円分のポイントを獲得できると説明されています。
私は当初、子供がマイナポイントを受け取る場合、子供名義のキャッシュレス決済サービス、例えば、子供名義のクレジットカードなどが必要だと考えていました。
しかし、子供名義のクレジットカードなどを作る必要はないことが分かりました。
では、どうやって子供分のマイナポイントを受け取るのかを解説したいと思います。
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マイナポイント受取に子供名義のキャッシュレス決済サービスは不要?

私は子供がマイナポイントを受け取れることは知っていたのですが、ポイントを受け取るには、子供名義のクレジットカードなどを作る必要があると勘違いしていました。
5,000円分のポイントは小さくないですが、さすがに子供名義のクレジットカードなどのキャッシュレス決済サービスを作って、ポイントを獲得するのも面倒だと考えていました。
実は、子供名義のキャッシュレス決済サービス(クレジットカードなど)は不要です。
子供のマイナポイントは、親名義のキャッシュレス決済サービスで受取可能
実は、下記FAQにあるように子供のマイナポイントは、親名義のキャッシュレス決済サービスで受け取ることができます。
ただし、親が自分のマイナポイントを受け取るキャッシュレス決済サービスで子供分のマイナポイントを合わせて受け取ることはできません。
例えば、親自身のマイナポイントはPayPayで受け取り、子供分のマイナポイントはnanacoで受け取るなどのように、キャッシュレス決済サービスを分ける必要はあります。
マイナポイントの申込対象となっているキャッシュレス決済サービスについては、以下のページをご参照ください。
子どものマイナポイントは誰の決済サービスで申込めば良いか。
規約上、本人名義のキャッシュレス決済サービスへのマイナポイント付与を本人が申し込む必要がありますが、未成年者のマイナポイントについては、法定代理人名義のキャッシュレス決済サービスをポイント付与対象として申込みすることができます。
ただし、この場合、同じキャッシュレス決済サービスに複数人のマイナポイントを合算して付与することはできないため、法定代理人名義の異なるキャッシュレス決済サービスを選択する必要があります。
(出典:よくあるご質問 | マイナポイント事業)
また、マイナポイントを受け取るには、マイナポイントの予約・申込が必要ですが、未成年の子供分については、親が代理で行うことができます。
子どものマイナポイントの予約・申込はどうすれば良いか。
15歳未満の未成年者の方の予約・申込については、法定代理人が行うことができます。
15歳以上の未成年者の方の予約・申込については、やむを得ない場合には、本人に代わり法定代理人が手続を行うことができますが、特段の理由がなければ本人にて手続を行ってください。
やむを得ず法定代理人が手続を行う場合も、原則として本人同席のもと手続を行ってください。
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子供分のマイナポイントを受け取るには、子供のマイナンバーカードが必要

未成年の子供分のマイナポイントは、親名義のキャッシュレス決済サービスで受け取り可能ですが、子供のマイナンバーカードは必要です。
マイナポイントを受け取るには、下記の手続が必要です。
- マイナンバーカードの作成
- マイナポイントの予約(マイキーIDの登録)
- マイナポイントの申込(キャッシュレス決済サービスの選択)
子供のマイナポイントを受け取る場合も大人と同様に、マイナンバーカードの作成が必要となります。
親のスマホから子供分のマイナンバーカード交付申請が可能
下記FAQの通り、15歳未満の子供のマイナンバーカードは親が代理で交付申請できます。
子供でもマイナンバーカードの申請はできますか?
15歳未満および成年被後見人の方は法定代理人により、申請していただく必要があります。
また、特別な理由がある場合は、市区町村長が認める任意代理人により申請が可能です。
(出典:マイナンバーカード総合サイト)
私は自分のキャッシュレス決済サービスで子供分のマイナポイントを受け取れることを知って、子供分のマイナンバーカード交付申請を行いました。
私のスマホから交付申請を行い、メールアドレスも私が自分のカード交付申請に使ったものと同じものを使用しました。
マイナンバーカードの交付申請には、通知カードが必要
マイナンバーの交付申請には、マインバー通知カードが必要です。マイナンバー通知カードは子供分を含む家族全員分が届いているはずです。
スマホで下図(通知カード)赤枠のQRコードを読み取って手続きすると、簡単に早く申請できます。
私には子供が2人いるのですが、1人2、3分、合計5分程度で交付申請は完了しました。
カードの受け取りに関しては役所の窓口となるでしょうから、少々面倒です・・・。
マイナンバーカードの交付申請方法については、私が実際に手続きした流れを下記記事にまとめてありますので、参考にしてください。
なお、マイナンバー通知カードは廃止されましたが、廃止前に手元に届いている通知カードについては、住所などに変更がない限り、有効です。
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まとめ

大人だけでなく、未成年の子供でもマイナポイントは受け取れます。
そして、子供分のマイナポイントは、親のキャッシュレス決済サービスで受け取れます。
1人5,000円分なので、子供が複数人いれば、小さくない額が手に入ります。
ただし、手続きには子供のマイナンバーカードが必要です。
マイナンバーカードの交付には、申請後1ヶ月程度はかかるとされていますので、マイナポイントの申込みが始まる7月に向けて、交付申請を急ぐ必要があります。
下記記事でご紹介した通り、マイナポイントには予算があり、予算から計算すると、4,000万人しかマイナポイントを受け取れないことになりますので、注意が必要です。
なお、マイナンバーカードを作成することのメリット・デメリットについては、下記記事にまとめましたので、参考にして頂ければと思います。