ついに、SBI証券からクレカ積立の上限額10万円への引き上げに伴うポイント付与率に関して発表がありました。
2024年3月8日、金融商品取引業等に関する内閣府令改正を受け、SBI証券はクレカ積立の上限額を月5万円から月10万円へ引き上げることを決めましたが、ポイントの付与率が未定でした。
SBI証券のユーザーは多いので、ポイント付与率の発表を待っていた方も多いでしょう。
今回の動画では、SBI証券のクレカ積立のポイント付与率について、以下のポイントを中心に解説したいと思います。
- いつから上限10万円の積立設定が可能なのか?
- 「三井住友カード つみたて投資」キャンペーンの内容とは?
- キャンペーン後のポイント付与率は?
- 最もお得なカードはどれ?
SBI証券でクレカ積立を利用している方、これからSBI証券を利用しようと考えている方は参考にしてください。
この記事の概要を聞き流したい方は以下の動画をご覧ください。
いつから上限10万円のクレカ積立設定が可能か?
2024年3月23日(土)のシステムメンテナンス終了後から、SBI証券でクレカ積立に利用できるクレジットカードはすべて10万円までの積立設定が可能となります。
具体的には、3月24日の深夜に5月買付分(4月10日締め切り)の設定から10万円の積立設定が可能となります。
実際、3月24日の昼過ぎに積立設定を試してみたところ、下図の通り、クレカ積立で10万円の設定が可能となっていました。
「三井住友カード つみたて投資」のキャンペーン内容とは?
「三井住友カード つみたて投資」では、クレカ積立10万円引き上げを記念して、2024年5月買付分(4月10日まで設定分)から2024年10月買付分(9月10日まで設定分)までの積立額5万円超の部分について、ポイント付与率を最大5%とするキャンペーンが実施されます。
このキャンペーンは、積立額10万円までに対して、これまでと同様に最大5.0%のポイント付与率を適用します。
つまり、キャンペーン期間中は、積立額が倍になってもポイント付与率は変わらないので、実質的にはポイントが倍増することになります。
具体的なポイント付与率は下図の通り。
(出典:SBI証券)
「三井住友カード プラチナプリファード、Olive フレキシブルペイプラチナプリファード」が5%。
「三井住友カード ゴールド( NL )、Olive フレキシブルペイゴールド」が1%。
「三井住友カード( NL )、Olive フレキシブルペイ」が0.5%です。
キャンペーン終了後のポイント付与率は?
キャンペーン終了後の2024年11月1日買付分(9月11日から10月10日まで設定分)以降については、クレジットカードの利用状況に応じた新たなポイント付与率でサービスが提供される予定。
具体的な新しいポイント付与率は、年間のカード利用額に応じて変動し、下図のように設定されています。
(出典:SBI証券)
三井住友カード プラチナプリファード、Olive フレキシブルペイプラチナプリファード
- 年間カード利用額500万円以上で3.0%
- 年間カード利用額300万円以上で2.0%
- 年間カード利用額300万円未満で1.0%。
三井住友カード ゴールド(NL)、Olive フレキシブルペイゴールド
- 年間カード利用額100万円以上で1.0%
- 年間カード利用額10万円以上で0.75%
- 年間カード利用額10万円未満で0.0%
三井住友カード(NL)、Olive フレキシブルペイ
- 年間カード利用額10万円以上で0.5%
- 年間カード利用額10万円未満で0.0%
「三井住友カード ゴールド(NL)、Olive フレキシブルペイゴールド」や「三井住友カード(NL)、Olive フレキシブルペイ」に関しては、年間カード利用額が10万円未満だと還元率が0%になってしまいます。
年間カード利用額に「三井住友カード つみたて投資」の投信積立利用金額は含まれないので、注意が必要です。
また、下記カードには年会費が必要です。
「三井住友カード ゴールド(NL)、Olive フレキシブルペイゴールド」は、年会費5,500円 (税込)。
ただし、年間100万円以上利用すると翌年以降の年会費が永年無料になります。
「三井住友カード プラチナプリファード、Olive フレキシブルペイプラチナプリファード」は年会費33,000円 (税込)。
最もお得なカードはどれ?
プラチナプリファードはキャンペーン期間中に関しては還元率5%ですが、キャンペーン終了後は年間カード利用額500万円以上の利用で還元率3%とハードルが上がります。
更に年会費が33,000円 (税込)というところもネック。
「三井住友カード ゴールド(NL)、Olive フレキシブルペイゴールド」で100万円修行を達成して、0.75%~1%を狙うのが妥当なところでしょう。
ただし、将来的に還元率などが変更される可能性もあるため、ポイントはおまけ程度に考えるのが無難。
ポイント欲しさに無理な金額の買い物をするの本末転倒。本来の目的は資産運用であることを認識することが肝要です。
まとめ
ついに、SBI証券からクレカ積立上限額10万円への引き上げに伴うポイント付与率に関して発表がありました。
「三井住友カード つみたて投資」では、クレカ積立10万円引き上げを記念して、ポイント付与率を最大5%とするキャンペーンが実施されます。
しかし、キャンペーン終了後はクレジットカードの利用状況に応じた新たなポイント付与率になるので注意が必要。
また、将来的に還元率などが変更される可能性もあるため、ポイントはおまけ程度に考えるのが無難。
ポイント欲しさに無理な金額の買い物をするの本末転倒。本来の目的は資産運用であることを認識することが肝要です。