投資は始めることも大切ですが、もっと重要な事があります。
それは、継続すること。
その理由は、投資で成果を出すためには複利の力が不可欠だから。
そして、複利の力を活用するには長期投資が重要。
下図の通り、投資期間が長くなるほど複利の力で収益は大きくなります。
今回の記事では、投資初心者の方が投資を継続するうえで重要となる下記3ポイントを解説します。
- 投資信託の積立設定
- 少額から始める
- 頻繁に損益を確認しない
iDeCoやNISAを活用して資産運用を継続したいという方は参考にしてください。
投資信託の積立設定
人間には感情があるので、株価が上がっている、下がっているという状況に影響を受けます。
相場の状況に感情が揺さぶられると、投資できなかったり、投資し過ぎたりという事が発生します。
相場が好調で株価が上昇している時は、まだ上がるのではないかと買い過ぎる。
逆に相場が軟調で下落している時は、まだ下がるのではないかと思えて買えない。
人間には感情があるから仕方ないこと。
感情を環境に影響されず思い通りにコントロールできる人は少数でしょう。
感情の影響を極力排除して投資を継続する仕組みが、投資信託の積立設定。
一定の間隔で一定額の投資信託を自動で購入してくれます。
私自身も毎月一定額の積立投資を自動で行い、相場の下落時に余剰資金で追加投資を行っています。
少額から始める
初心者の方がいきなり大きな額で投資を始め、多額の損失を被り投資を止めてしまうという事例はよくあることです。
失敗は誰にでもあるもの。
失敗を繰り返しながらも軌道修正しつつ、自分の運用スタイルを確立する事が長期投資につながります。
いきなり大きな額で投資して失敗すると、金銭的にも心理的にも再起不能になる可能性があります。
しかし、少額であれば失敗してもやり直せる。
投資を始めるのがどうしても不安であれば、ポイント投資という方法もあります。
ポイントで慣れたら少額の現金で。
少額に慣れたら額を上げていく。
初めから完璧な投資スタイルを確立しようとすると、始めるのが遅れますし、始める前に挫折する可能性もあります。
長期で投資するので、少しずつ自分のスタイルを確立するくらいの軽い気持ちでスタートするのがいいでしょう。
頻繁に損益を確認しない
私が初心者の方におすすめしているのが、ほったらかしが基本の「ほったらかし投資」。
「ほったらかし投資」で必要な作業は半年に一回程度、ちゃんと積立投資が継続できているか確認し、必要であればリバランスするくらい。
最低でも15年程度の長期投資なので頻繁に損益を確認する必要はありません。
頻繁に損益を確認し、売買を繰り返すほど損失を被る可能性が高まります。
その理由は感情に左右されると人間は合理的な判断ができないものだから。
以下はよく引用される有名なツイートですが、投資していることを忘れるくらいがちょうどいいと言えるでしょう。
今日ノリで行った投資セミナーで一番ためになった資料。 pic.twitter.com/5ZNUUwcwGP
— あさこ (@nafco355) January 18, 2020
まとめ
投資で成功する秘訣は至ってシンプル。
長期で右肩上がりが期待できるインデックス型の投資信託を選び、長期間保有する。
あとは複利の力を信じて待つだけ。
私のような投資センスのない人間が自らの判断で売買を繰り返せば繰り返すほど、損失を広げる可能性があります。
正にインデックス投資が投資が仕事でも趣味でもない方に最適解になるでしょう。
NISAやiDeCoは税金面で優遇措置を受けながらインデックス投資ができる制度。
また、長期投資を続けやすい制度でもあります。
まずは、NISAやiDeCoを活用して長期投資の成功体験を積むといいでしょう。