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iDeCo(イデコ)のおすすめの運用商品とは?|金融機関や投資信託の選び方を解説


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掛け金が全額所得控除になることによる節税効果に魅力を感じて、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)を始めようと思いながら、「金融機関はどこがいいのか?」や「どの運用商品を選べばいいのか?」などの疑問があり、申し込みを躊躇している方も多いのではないでしょうか。

 

また、実際にiDeCo(イデコ)をやっている人が、どこの金融機関で、どのような商品を使って運用しているのかを参考にしたいと思っている方もいらっしゃると思います。

 

そこで今回は、私のiDeCo(イデコ)の運用商品を皆さんに公開し、おすすめの金融機関、おすすめの運用商品などについて解説します。 

iDeCo(イデコ)の金融機関や運用商品を選ぶ際の参考にして頂ければと思います。

 

 

 

1.iDeCo(イデコ)口座を開設するおすすめの金融機関とは?

私がiDeCo(イデコ)口座を開設する際におすすめする金融機関はSBI証券です。私自身もSBI証券でiDeCo(イデコ)口座を開設しています。

SBI証券のiDeCo(イデコ)には、「オリジナルプラン」と「セレクトプラン」があるのですが、私がiDeCo(イデコ)を始めた時点では、「オリジナルプラン」しかなかったので、私は「オリジナルプラン」で運用を行っています。

 

「オリジナルプラン」と「セレクトプラン」間の変更は可能

「オリジナルプラン」から「セレクトプラン」への変更や、逆に「セレクトプラン」から「オリジナルプラン」への変更も可能です。プラン変更は無料で行えます。

 

「オリジナルプラン」に比べて「セレクトプラン」の方が信託報酬が安い投資信託がラインナップされているので、私も変更を考えました。

 

しかし、プランを変更する場合、一旦オリジナルプランで投資している商品を現金化(解約と同じ)し、セレクトプランの商品を買い直す必要があります。

新プランへの資産の移管には2〜3ヶ月程度の期間が必要で、その間は運用が中断してしまうというデメリットがあるので、プランの変更は行っていません。

 

上記の通り、「セレクトプラン」の方が信託報酬がより安い投資信託が多くラインナップされていますので、これからイデコを始めるという方に関しては、「オリジナルプラン」の中に投資したい投資信託があるという場合以外は、「セレクトプラン」をおすすめします。

私も今後は、「セレクトプラン」への変更も検討したいと思います。

 

私が、SBI証券おすすめする理由は下記の2点です。

 

おすすめポイント①:金融機関の手数料が無料

SBI証券のおすすめポイントの1つ目は、毎月かかる口座管理手数料が安いという点です。

 

iDeCo(イデコ)の口座管理手数料の内訳は下記のようになっています。

・国民年金基金連合会に支払う事務取扱手数料
・資産管理サービス信託銀行に支払う事務委託先手数料
・金融機関に支払う運営管理手数料

上記の手数料のうち、事務取扱手数料事務委託手数料どの金融機関を選んでも同額必ず掛金から差し引かれます

 

SBI証券は、金融機関の手数料が無料なので、拠出時にかかる毎月の手数料は、国民年金基金連合会に支払う事務取扱手数料(毎月105円)と、資産管理サービス信託銀行に支払う事務委託先手数料(毎月66円)合計171円のみとなります。

 

なお、SBI証券以外では楽天証券やマネックス証券なども、金融機関の手数料が無料です。手数料を無料にする金融機関は増えています。

 

おすすめポイント②:投資信託の種類が豊富で信託報酬が安い

おすすめポイントの2つ目が投資信託の種類が豊富で、信託報酬が安い商品が準備されている点です。「オリジナルプラン」で36本、「セレクトプラン」で37本の投資信託が用意されています。

 

特に「セレクトプラン」には、信託報酬が安い投資信託がラインナップされていますので、おすすめです。

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2.iDeCo(イデコ)は金融機関の変更も可能

既にSBI証券以外の金融機関でiDeCo(イデコ)をやっている場合、金融機関の変更が可能です。ただし、金融機関を変更する際には、一旦資産を売却(現金化)する必要があり、資産の移管にも時間がかかりますので、注意が必要です。

 

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元本保証型の定期預金などで運用する場合には金融機関の選択が特に重要

iDeCo(イデコ)をやっていても、運用商品は「元本保証型」の定期預金や保険という方も多いと思います。

実際、iDeCo(イデコ)の運用商品の構成比は、預貯金や保険の「元本確保型」が55.9%を占めています。

iDeCoの資産配分割合(2019年3月末)

(出典:個人型確定拠出年金統計資料

 

現在の金利情勢を考えると、「元本保証型」では運用資産は全く増えません。しかし、掛金が全額所得控除になる節税メリットを考えれば、「元本保証型」でもiDeCo(イデコ)をやる意味は大いにあります。

 

ただし、元本保証型で運用する場合に特に重要となるのが、口座管理手数料です。現在の金利情勢では、運用資産が増えるどころか、手数料分マイナスになります。

そのマイナスを少しでも少なくするために金融機関の手数料がゼロ(無料)の金融機関を選ぶべきです。

 

よって、現在、元本保証型の定期預金で運用していて、金融機関の手数料が高い場合は、金融機関を変更するのも一案でしょう。

金融機関の変更に4,000円程度の手数料がかかる場合がありますが、最低でも60歳までは毎月手数料を取られますので、口座管理手数料の差だけで4,000円程度はすぐに取り戻せます。

  

 

3.iDeCo(イデコ)のおすすめの運用商品とは?

iDeCo(イデコ)のおすすめの運用商品ということで、私の実際の資産運用状況をご紹介します。

 

まず、私の資産運用に対する考え方のスタンスをご紹介します。

私は40代前半なので、iDeCo(イデコ)の積立期間は残り20年以上(iDeCo(イデコ)は65歳まで掛け金を拠出できるようになる予定)あります。 

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運用できる期間が長いので、ある程度リスクを取って資産が増えるような攻めのポートフォリオ(運用商品の組み合わせ)にしています。

 

また、私のiDeCo(イデコ)のポートフォリオ(運用商品の組み合わせ)には日本株が入っていません。

その理由は、一般NISAや一般口座で約10銘柄の日本株式を保有していて、これ以上、日本企業の株式をポートフォリオの中で増やすつもりがないとうのが1点。

 

もう1点が、今後の日本市場を考えた時に右肩上がりの上昇はあまり期待していないという点です。 

これからの日本経済は少子高齢化の影響で、右肩下がりは避けられたとしても、下り坂になる可能性が高いと考えています。

いかに積立投資がドルコスト平均法でリスクを下げ、利益を出しやすい方法だといってもこれから下がる可能性がある市場で積立投資を行えば損失を出す可能性が高くなります。 

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私の資産運用のスタンスをご説明したところで、実際に私がiDeCo(イデコ)で運用している商品と、掛金の配分割合をご紹介します。

 

外国株式型(先進国)|掛金配分割合:60%

DCニッセイ外国株式インデックス

日本を除く主要先進国の株式に投資するインデックスファンドです。信託報酬は、年率0.154%です。

 

ホームカントリー・バイアス(運用商品が自国の資産に偏ること)があるので、外国株式というと、非常にリスクが高いと考えられがちですが、逆に私は、上記の理由から日本の株式を多く保有する方がリスクが高いと考えています。

今後、日本が大きく成長する市場であるとは考えにくいですが、世界はこれからも成長していくことは間違いないと考えていますので、掛金の60%は外国株式型(先進国)の投資信託に配分しています。

 

外国株式型(新興国)|掛金配分割合:20%

EXE-i新興国株式ファンド

新興国の株式市場の値動きに連動する投資対象ファンドを複数組合わせている投資信託です。信託報酬は、年率0.32%程度です。

 

ハイリスクではありますが、ハイリターンを期待できるのが新興国株です。リスクもありますが、今後、新興国は大きな経済成長を期待できます。

 

短期の利益を狙って新興国の1企業の株式を買うことは恐ろしくてできませんが、投資信託で複数の国や銘柄に分散投資する、かつ長期で運用するという前提であれば投資可能と考えています。

長期の積立投資なので、短期の利益は全く狙っていません。

 

なお、新興国とは、下記のような国を指します。

新興国とは、日欧米などの先進国に対し、現在の経済水準はまだ低いものの、高い成長性を秘めた国々のことをいいます。新興国はエマージングカントリーとも呼ばれ、具体的には、中南米、東南アジア、中東、東欧などの国々を指します。 特に注目される国々は、BRICs、VISTA、ネクスト11といったグループで表されています。
(出典:SMBC日興証券

  

海外不動産投資信託(RIET)|掛金配分割合:20%

三井住友・DC外国リートインデックスファンド

日本を除く世界各国の不動産投資信託証券(リート)を主要投資対象とするインデックスファンドです。信託報酬は、年率0.297%以内です。

 

不動産投資は昔からやってみたいと思いながら、自分で物件を持つことは断念しました。その代わりに不動産投資信託(RIET)に投資をしています。

日本のRIETではなく、外国のRIETを選んだ理由は下記の通りです。

 

日本の不動産市場は、少子高齢化の流れの中で、今後、長期的に考えると利益を出すことは難しくなると思います。しかし、世界に目を向ければ、人口は増加し、チャンスとなる市場は沢山あります。

しかし、私が世界の不動産市場を調べて、直接そこに投資をするのは、手間などを考えると現実的ではないと考えています。

 

RIETであれば、信託報酬(手数料)は必要になりますが、手間はなく分散投資が可能です。

 

なお、今後、「オリジナルプラン」から「セレクトプラン」に変更するのであれば、「セレクトプラン」では、下記の投資信託を選びます。

 

外国株式型(先進国)

eMAXIS Slim先進国株式インデックス
(信託報酬:0.10989%以内)

<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
(信託報酬:0.10989%以内)

 

外国株式型(新興国)

eMAXIS Slim新興国株式インデックス
(信託報酬:0.20790%以内)

 

外国RIETに関しては、セレクトプランとオリジナルプランで共通です。

 

信託報酬の安いインデックス型(パッシブ型)の投資信託で運用する

私の選んだ投資信託を見ると分かりますが、アクティブ型は1つもありません。基本的にインデックス型(パッシブ型)の投資信託を選んでいます。

 

なぜ、インデックス型(パッシブ型)を選ぶのかというと、アクティブ型はインデックス型よりもコスト(信託報酬)が高いにもかかわらず、高い運用成果が保証されているわけではないからです。

であれば、アクティブ型よりも信託報酬が安いインデックス型の投資信託で運用すべきだと考えています。

 

投資期間が長くなれば、信託報酬は無視できないくらいかさみます。例えば、資産が1000万円になれば、1%の信託報酬は10万円にもなります。積立当初は無視できる額でも資産規模が大きくなると看過できない額になります。

 

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まとめ

今回は、私のiDeCo(イデコ)のポートフォリオ(運用商品の組み合わせ)についてご紹介しました。

今現在で、私が最良だと思うポートフォリオにしているので、おすすめではありますが、個人ごとに年齢などの条件が異なるので、全ての方にマッチする万能なポートフォリオは存在しません。

 

また、資産運用に絶対の正解はありませんので、私の真似をしたからといって、運用が上手くいく保証は全くありません。これからどのような時代がくるかも分かりませんので、最終的にはご自身の判断で投資商品を選ぶことが重要です。

 

私の考え方もご紹介したので、私の考え方に賛同できる方は、iDeCo(イデコ)の掛金を配分する際の参考にして頂ければと思います。

次回以降で、皆さんが一番気になる現在の運用収益についてもご紹介できればと考えています。