日本経済新聞が2019年秋に実施した世論調査の結果について、下記記事で触れました。
日経新聞の世論調査では、上記記事で触れた項目以外にも「働き方・社会保障」や「政治・外交」などについての調査結果があったのですが、その中で「人生100年時代」の将来不安、特にお金についての回答に仕事柄、注目しました。
今回の記事では、「人生100年時代」のお金の不安に対してどう対処すべきなのかについて考えてみたいと思います。
1.「人生100年時代」の将来不安とは?
日経新聞の世論調査によると、将来の不安に対しては、下記のような回答結果になっています。なお、調査結果については、全て日経新聞の世論調査から抜粋させて頂いています。
将来の不安は?
健康:71%
生活資金:68%
介護:49%
7割以上の方が健康に不安を感じ、約7割の方が生活資金に不安を抱えていることが分かります。介護も健康に含まれると考えると、将来不安の大部分は健康とお金ということになります。
お金については、「老後2000万円問題」が話題になった直後の世論調査なので、公的年金について不安を感じている方が多かったと思われます。
将来のお金への不安は?
不安を感じている:86%
不安を感じていない:11%
そして、上記の通り、9割近い方が将来のお金に対して不安を持っています。回答したほとんどの方が、将来のお金について不安を抱えていることが分かります。
2.老後資金の不安に対する備えとは?
さて、上記の通り、将来のお金に対して不安を感じている方々がいったいどのような備えを行っているのかを世論調査で確認すると下記のようになっています。
お金の問題への備えは?
預貯金:61%
保険、個人年金保険への加入:34%
特に何もしていない:19%
お金の運用は?
預貯金:67%
保険:25%
運用はしていない21%
なんと、60%以上の方が預貯金でお金の問題へ備え、運用しているという結果になっています。 上記の回答を見て、どう思われるでしょうか?
預貯金は運用なのか?
世論調査によると、「お金の運用は?」という質問に預貯金と回答している方が67%もいますが、そもそも預貯金は運用といえるのでしょうか?
普通預金の金利は年0.001%で、100万円を預金しても10円(税引き前)の利息しか付かず、全く殖えません。
上記のような低金利状態の預貯金を運用と呼ぶことはできません。
そして、今後は預貯金口座にお金を入れておくと、手数料を取られるマイナス金利時代に突入する可能性があります。
地方銀行だけでなく、大手都市銀行の三菱UFJ銀行までもが、入出金がない不稼働口座に口座管理手数料を導入することを検討しています。
更に口座を所有しているだけで手数料を取られる、口座維持手数料が導入される可能性もゼロではありません。
実際にドイツでは企業や個人の預金口座の多くにマイナス金利や口座維持手数料が課されているそうです。
日銀の大規模な金融緩和策が継続される中、低金利により銀行の収益が圧迫され、預金者へのしわ寄せが少しずつ出始めています。
個人年金保険で老後資金は準備できるのか?
お金の問題への備えとして、「保険・個人年金保険への加入」との回答が34%もあります。上記の回答をみて、個人年金保険に加入しようなどという過ちを犯してはいけません。
個人年金保険は現在の低金利の影響を受け、予定利率が非常に低く、運用商品としては全くおすすめできません。
また、インフレに弱いというデメリットもあるので、個人年金保険に加入するのであれば、節税のメリットがある個人年金保険料控除枠内にとどめておくべきです。
多数の人がやっているからといって、それが正解というわけではありません。特に時代が変わり、今まで正解だった考え方が不正解になりつつある時代なので、注意が必要です。
現在、年金を受け取り始めるくらいの年代の方が若い頃は、働いて得た給料を貯金したり、貯蓄型(積立型)の生命保険に加入したり、ということが老後資金準備の1つの正解でした。
しかし、現状では、貯金や貯蓄型保険での運用は間違った方法になりつつあります。
今の時代は、何が正解なのかを見極める習慣を付ける必要があります。
3.老後資金の不安を解決する手段は?
老後資金の不安を抱えている方が多いことが日経新聞の世論調査の結果から分かりましたが、どのような解決策があるでしょうか?
長く働き、資産寿命を延ばす
老後に公的年金だけでは2000万円が不足するとした金融庁の報告書で「老後2000万円問題」が話題となりました。
老後に公的年金だけでは2000万円が不足するとしたモデルケースは、高齢の無職世帯です。つまり、モデルケースでも65歳以降に働けば、2000万円も不足しないことになります。
下記記事でも解説しましたが、「老後2000万円問題」を解決する一番簡単な方法がなるべく長く働くことです。長く働くことにより、資産寿命を延ばすことができ、老後資金の不安が少なくなることは間違いありません。
また、やりがいのある仕事を見付け、長く働くことによって、健康寿命を延ばすことも可能です。
資産運用のための資金はどう作る?
「老後2000万円問題」を解決する手段として、資産運用という方法もあります。資産運用の話をすると、運用に回すほど余裕がないといわれる場合があります。
運用資金を捻出するために「節約する」という方法もありますが、節約にも限界があります。ムダ遣いはいけませんが、無理な節約をすると心が蝕みます。
節約で運用資金を捻出できないのであれば、副業で稼ぐという方法もあります。国も副業を推進しているので、副業がOKになっている企業も増えてきています。
副業の1つにネットで稼ぐという方法があります。ネットの世界で、稼げれば時間に拘束されることから解放されます。
作成したホームページやブログが24時間365日働いてくれます。
しかし、ネットで稼ぐことも簡単ではありません。グーグルのアップデートも頻繁に行われ、独学で十分な額を稼ぐことは難しい時代になっています。
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まとめ
運用が預貯金という回答が60%以上もある世論調査の結果には正直驚きましたが、世論調査が実施されたのは、「老後2000万円問題」が炎上した直後くらいなので、今後、世論調査を行えば結果が異なる可能性もあります。
将来のお金が不安であれば、預貯金や保険・個人年金保険以外の運用方法について学ぶ必要があります。
まずは、下記の記事を読んで、税制上優遇されている個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)やNISAから始められてはいかがでしょうか?