現役投資家FPが語る

20年以上の投資経験がある現役投資家FPが「人生100年時代」の資産運用や公的年金などについて語ります

NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)は年末調整や確定申告が必要?


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昨年は「老後2000万円問題」も話題となり、資産運用を始めた方も多かったのではないでしょうか。

 

資産運用といえば、NISA(ニーサ)個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)が真っ先に利用されると思われますが、NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)を昨年から始めた場合、確定申告年末調整は必要なのでしょうか?

 

そろそろ確定申告の時期が近づいてきましたので、気になっている方も多いと思います。

 

そこで、今回はNISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)の年末調整や確定申告の必要性について解説したいと思います。

 

 

1.NISA(ニーサ)は年末調整や確定申告が必要?

NISA(ニーサ)の場合は、年末調整や確定申告のどちらも行う必要はありません

「一般NISA」「つみたてNISA」「ジュニアNISA」の全てで、年末調整や確定申告は不要です。

 

まず、NISAの投資資金は所得控除にはなりませんので、年末調整や確定申告の必要はありません。

 

NISA(ニーサ)で収益が出た場合はどうでしょうか?

株式や投資信託などの売却益や配当金・分配金には、通常20.315%の税金がかかりますが、NISAの場合は非課税なので、確定申告する必要がありません。

 

つまり、NISA(ニーサ)に関しては一切の手続きなしで、非課税の恩恵を受けることができます。

 

ただし、NISA(ニーサ)で損失が出た場合、他の課税口座の収益とは損益通算できないので、注意が必要です。 

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2.iDeCo(イデコ)は年末調整と確定申告のどちらが必要?

NISA(ニーサ)の場合、年末調整と確定申告のどちらも不要でしたが、iDeCo(イデコ)の場合は年末調整か確定申告のどちらかが必要となります。

iDeCo(イデコ)の場合は、自動的に節税メリットが受けられるわけではないので、注意が必要です。

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給与所得者(サラリーマン)の場合

給与所得者であるサラリーマンの方は、年末調整は必要ですが、確定申告の必要はありません。

 

国民年金基金連合会から、「小規模企業共済等掛金払込証明書」が、10月末ごろに届きます。

小規模企業共済等掛金払込証明書」は、iDeCo(イデコ)の加入者が1年間トータルで払った掛け金(12月末までに払い込む予定額も含む)を証明する書類です。

 

勤務先から、配られる「給与所得者の保険料控除申告書」という年末調整を行うための書類に「小規模企業共済等掛金払込証明書」を添付して勤務先に提出し、年末調整でiDeCo(イデコ)の掛け金を所得から控除します。

 

生命保険料控除」と同様の手続きです。 

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年末調整を行うことによって、iDeCo(イデコ)の掛け金を拠出して節税できた分の税金(所得税)が還付されます。

 

フリーランスなどの自営業者の場合

一方、フリーランスなどの自営業者の方は、年末調整はなく、確定申告が必要なので、確定申告時にiDeCo(イデコ)の掛け金を所得から控除することになります。

 

 

3.給与所得者(サラリーマン)でもiDeCo(イデコ)の確定申告が必要となる場合とは?

iDeCo(イデコ)に加入している給与所得者でも確定申告が必要な場合があります。

 

iDeCo(イデコ)は加入する時期によって、控除証明書が届く時期が遅くなる場合があります。iDeCo(イデコ)に加入するのが11月以降だと控除証明書が届くのが遅く、年末調整に間に合いません

その場合、確定申告して税金(所得税)を還付してもらうことになります。

 

実は、私がiDeCo(イデコ)に加入したのが11月だったのですが、12月に2ヶ月分の掛け金が口座から引き落とされて、控除証明書が届いたのが年を越した1月だったと記憶しています。

控除証明書が届いた時には年末調整が終わっていたので、自分で確定申告する必要がありました。

 

また、忘れていたなどの理由で年末調整でiDeCo(イデコ)掛け金の所得控除手続きができていない場合には、確定申告をする必要があります。

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4.確定申告の方法とは?

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確定申告といういうと、税務署に行って確定申告用の書類をもらい、記入後に再度、税務署で並ぶイメージがないでしょうか。

そもそも、確定申告をしたことがなく、全く確定申告に対してイメージがない方もいらっしゃるでしょう。

 

サラリーマンの場合、確定申告をする機会が少ないため、非常に億劫に感じる方が多いと思います。

実は、私も上記のようなイメージを持っていました。

 

昔は記入例を見ながら、用紙に数字を書き込んでいたのですが、現在は国税庁のHP上で簡単に申告書が作成できます。入力が誤っていれば、計算が合わないとエラーで表示してくれるので、非常に助かります。

 

また、e-taxなどの方法があり、税務署に行かなくても自宅から申告する方法があります。

 

私の場合は、e-taxは利用しませんでしたが、国税庁のHP上で申告用紙を作成、印刷して所轄の税務署に郵送しました。

申告書はパソコンだけでなく、スマホで作成することも可能です。

 

確定申告書作成時の必要書類とは?

確定申告書作成時の必要書類としては、給与所得の源泉徴収票控除証明書マイナンバーカード(申請書)です。

上記の必要書類を準備して、下の動画の手順に従えば、パソコンかスマホで簡単に申告書が作成できます。

 

確定申告の期間

なお、令和元年(2019年)分の確定申告の時期は、2月17日(月)~3月16日(月)までですので、申告もれがないようにご注意ください。

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まとめ

上記の通り、NISA(ニーサ)とiDeCo(イデコ)では手続きの必要性が異なるので、注意が必要です。

 

どちらの制度も税制上の優遇措置がありますが、iDeCo(イデコ)は年末調整か確定申告をしないと、その恩恵を受けることはできません。

一方、NISA(ニーサ)の場合には、一切、手続きの必要がなく、非課税の恩恵を受けることができます。

 

両制度の違いについて、今回の記事で理解して頂ければと思います。

 

なお、NISA(ニーサ)やiDeCo(イデコ)については下記のような記事も書いていますので、参考にして頂ければと思います。

 

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